さわぐちけいすけさんの
『だからお前はダメなんだ』より、
ぐっときた1コマとともに勝手な感想をまとめました。
仕事でモヤモヤした時に手に取ったマンガです。
それにしても、あと何十年働けばいいんですかね(遠くをみつめる真っ黒な目)。
私の前にもこんな悪魔が来てくれたらいいなと思いました。
『だからお前はダメなんだ』感想(ネタバレ)
あらすじ
この漫画は一言でいうと、
小さな悪魔の悪意が悩める人間を良い方へ導いちゃうお話です。
小さな悪魔「佐田沼(さたぬま)」は、
うまくいかない毎日にイライラモヤモヤしている人間のところにだけ表れます。
ほかの人には見えません。
「グダグダだな 何もかも」
「孤独じゃなくて『ぼっち』だろ」
「何もできずに死んでいくんだな」
憎しみ・争い・怒りが大好きな悪魔・佐田沼は、とりついた人間に辛辣な一言を放って怒らせるのですが、佐田沼の言葉がささっちゃった人間たちは自分のこれまでを改めて、うまくいかない日々から脱していくというなんともハートフルなストーリーになっております。
私自身、痛いとこついてくるなというシーンが多々あるのですが、説教を言ってくるのがコイツ(↓)なので素直に受け入れられるのが不思議です。
つまり、佐田沼がかわいい。
「付き合わされた相手が可愛そうだ 恥を知れ」
印象にのこったセリフをいくつかご紹介します。
まずはこちらこちらのセリフです。
宇宙人のようにかんじる後輩
ロボットみたいな上司
マッチングアプリで出会った結婚を急ぐ男
それぞれに挟まれて文句しかでなくなっていた彼女に、小さな悪魔・佐田沼が放った一言です。
「付き合わされた相手が可愛そうだ 恥を知れ」
うまくいかないときって、周囲の人間全てが自分にとって悪だと感じるという点でわかりみが深かったです。
なんでこんな人と
関わらなくちゃいけないんだろう
話さなくちゃいけないんだろう。
文句や愚痴を延々はき捨てたけど、
冷静になって恥ずかしくなった数々を思い出しました。
「お前…本当は会社員を見下してるだろ」
これは佐田沼の言葉ではないのですが。
上司にへこへこ
周りに流さて愛想笑い
ひとりがこわくて群れる
こんなふうに、組織に従順な人たちを下に見ている気持ちに少なからず覚えがあった私にはギクリとした言葉でした。
正義を振りかざした暴力。
という言い方をよく聞きますが、自分が正しいからといって思いやりに欠けた行動がいいわけないんですよね。
でもさー…。
明らかに相手は間違っていてこちらはそれに振り回され迷惑してるっていうイライラ案件の時に思いやりが持てるかって言われると難しいよ…。
そこで思いやりが持てれば、自分のやりたい方向に説得できたりするんだろうな。
アラサーにして自分はまだまだガキだなと感じた一言でした。
「好きって気持ちに気づけたら…働くのが楽しくなるって思ってるの?」
昔「怒り新党」という人気テレビ番組で、マツコ・デラックスさんが「死ぬ直前まで働いていたい」と言っていました。
一方マツコさんは同番組で
「いまのテレビの仕事は流れ着いただけ」というようなこともおっしゃっていたんですよね。
マツコさんが人気絶頂でテレビに出まくっていた時期です。
どうやら
【イキイキ仕事をしている=好きな仕事ができている】とは限らないようです。
これは一般ピープルにはすごく価値のある考え方ですよ。
好きなことを仕事にできていなくても、自分を騙して頑張った先に生まれる楽しさがあると思うと生きづらさが和らぐ気しますからね。
「私が気高く在れば 私が王だ」
何はともあれ、悠々と過ごしたいです。
周りにイライラせず、感情を揺さぶられたりせず、どっしりと構えたい。
『だからお前はダメなんだ』を読んで(おわりに)
いつ私の目の前に佐田沼がきてもおかしくない気がしていますが、何とか働いています。
大きな嫌なことはなくても、
毎日満員電車に乗って、
テレワークもできずに
毎日同じような人間と過ごしていれば、
誰だって嫌気もさすでしょう、ときどき。
そんな毎日に負けないで、がんばってやってこーぜー。
たまには休みつつ
ちょっとだけ愚痴りつつ
自分や大切な人のために生きていきましょう。
以上
『だからお前はダメなんだ』の勝手な感想でした。
(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ナデナデ…
とりついた人間の悩みが解消されてふてくされる佐田沼
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