こんにちは、mumu です。
本日は、『まんがでわかる LIFE SHIFT』について書いていきたいと思います。
著者はロンドン・ビジネススクール教授で人材論、組織論の世界的権威であるリンダ・グラットン(Lynda Gratton)氏と、
同じくロンドン・ビジネススクール教授アンドリュー・スコット(Andrew Scott)氏です。
著者たちいわく、
このままいけば人生100歳まで生きる可能性があり、80歳まで働く時代になる。
そうです。
これを見てどう思いましたか?
人生思ったより長くてよかったと思ったでしょうか。
私は正直、長すぎると思ってしまいました。
この記事では『まんがでわかる LIFE SHIFT』の中身を少しだけ紹介しつつ
個人的に印象的だったポイントをまとめました。
漫画版『LIFE SHIFT』をピックアップ- 80歳まで働く時代に自分の人生を生きるには
「なんだかんだ言っても大企業は恵まれているし将来に不安がない」
マンガの主人公、美咲は就活中の大学生です。
兄は大企業に就職していますが、自分はいまだに本当に何がやりたいのか分からず悩んでいます。
そんなときにお父さんから言われた言葉がこれです。
「なんだかんだ言っても大企業は恵まれているし将来に不安がない」
10年前はまだまだスマホよりもガラケーが主流でした。
その頃、私は大学に入ったばかりでしたが、やはりいい大学に入っていい企業にはいることが勝ち組だと思っていましたし、周りもそうだったと思います。
まさかYouTuberなんて職業がでてくるなんて思ってもみませんでした。
お父さんのこの"なんだかんだ"というワードは、この急速な時代変化に対応しきれていない感じがにじみ出ている気がして、他人事とは思えず印象にのこりましたね。
「私たちの平均寿命は100歳くらいヨ」
著者たちは、
「いま50歳未満の日本人は100年以上生きる時代を過ごすつもりでいた方がいい」
と言っています。
100年。
私はつぎで30歳になりますが、
すでに、携帯電話の普及、スマホの普及、SNSの普及と時代の変化を経験しました。
100歳になるまでにはどんな変化が起こるんでしょうか。
100年生きるまでに病に苦しんだり、ちゃんとお金に困らず生活していけるかと考えると不安しかありません。
それでも著者たちは
変化に備えて「選択肢をもっておく」ことが不安を解消する助けになると述べています。
「意識的に選択していく時代なの」
これまでは
①学校で勉強し
②就職して働き
③60代で引退して老後を過ごす
というのが一般的な生き方でした。
しかしこれからは、人生100歳まで生き80歳まで働くことが求められる世代。
年金も当てにできず満足な貯蓄も難しい時代に、このモデルでは通用しないというのが著者たちの考えです。
大切なのは、「自分らしく生きるとはどういうことかをつねにイメージすること」なのだそうです。
「無形資産の乏しい人間に企業はきびしいね」
会社で成績をあげているひとでも、会社の資源や組織文化特有の要素などが関係していることが多く、転職すると自分の力を最大限に発揮できずに苦しむ場合があります。
そこで「無形資産」です。
・スキルや知識、仕事仲間
・健康や良好な家族や友人関係
・変化に応じて自分を変えていく力
無形資産は、自分らしい「よい人生」を送るうえで価値があるだけではなく、有形資産貯蓄や土地、家などの有形資産を形成するうえでも後押しするという、とても重要なものになってくるそうです。
副業やフリーランスで働く場合でもそうですね。
「こんな俺でもできますか…?」
定年前のお父さんが、自分もなにかを変えようと決意するシーンです。
「思春期が長くなる」
著者たちは、人生100年時代にはこれまでの教育・仕事・引退だけではない新しいステージへとシフトしていくと述べています。
①自分探し
②組織にとらわれず自ら仕事を生み出す
③多種多様な活動を同時におこなう
という新たな3ステージです。
これら複数のステージを経ることで、
遊び・学び・仕事の境目がなくなって若々しく柔軟な人生を歩めるようになる
というわけです。
70歳のティーンエイジャーはいないけれど、
70歳で自分探しの旅に出ることはあり得る。
どのステージでもあらゆる世代の人が活動する時代になるそうです。
柔軟性を持つことが重要なんでしょうね。
「私の人生は私のものでしかないじゃない」
長い人生、ただ長いだけの苦しいものにしないためには、自分が選択で自分らしい人生を歩むことが大切なんですね。
『まんがでわかるLIFE SHIFT』について
本書、『まんがでわかるLIFE SHIFT』は、
全編マンガ×少しのコラム で構成されています。
内容は導入といった感じでしたので、まずはマンガからはいって、もっと知りたいと思えば文章版を読むという流れがいいのかなと思います。
私はこの本意関しては、文章版も読もうと思います。
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