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大学職員の雇用形態4パターンを徹底比較

大学職員という仕事
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本日は「大学職員の雇用形態」についてお話ししたいと思います。

 

大学ではいろいろな立場の事務職員が働いています。
パートさん、契約社員、正社員、派遣さん。

それぞれの特徴や違いをまとめました。

 

この記事は、とある首都圏の私立大学2校ではたらいた私の個人的経験にもとづいたものです。
2020年現在の私は大学職員歴満6年。契約社員として授業や単位などに関わる学生対応がおおい部署で働いています。

大学の仕事は大学により千差万別です。あくまでも一例として読んでいただけたら幸いです。

 

大学職員の雇用形態4パターンを徹底比較

UNIVERSITY

 

大学ではさまざまな立場のひとが働いています。

大きく分けるとこの4パターンがおおいのではでしょうか。

 

・専任職員
・契約職員(嘱託職員)
・パート職員
・派遣や業務委託職員

 

それぞれをくわしく見ていきましょう。

 

専任職員

一般企業でいう正社員にあたります。

給 料月給制・ボーナスあり
仕事量部署によりかなりの違いあり
異 動3年程度のジョブローテーション
出 張外泊を伴う出張あり

 

専任職員の給料


まだまだ年功序列の文化がのこる大学業界。
年齢とともに立場も給料も上がる場合がほとんどです。

ボーナスは私の勤める大学では年間6か月分くらいですが、こればかりは大学によりさまざま。

福利厚生は非常に充実していることが多く、私立大学は厚生年金ではなく、共済年金です。

 

専任職員の仕事量


部署によりかなり違います

暇なところは定時で帰れますが、
忙しい部署では残業が月100時間を超えることもあります。

あと、大学は会議が大好き。
会議で一日つぶされることもざらなのが悩ましいところです。

 

専任職員の異動


大学の多くは
ジョブローテーション制をとっており、
3年周期くらいで部署異動があります。

複数のキャンパスをもつ大学ではキャンパス間の異動もありえます。

 

契約職員

一般企業でいう契約社員とか準社員のことです。
嘱託職員と呼んでいるところもあります。

専任職員のひとつ下の立場にあたります。

 

私も契約職員です。

契 約

1年更新制で最長5年
(無期雇用転換あり)

給 料

月給がおおい(ボーナスあり/なし)
交通費支給あり

仕事量部署によりかなり違いあり
異 動異動もありえる
出 張外泊をともなわない範囲であり

 

契約職員の雇用契約


多くが1年更新最長5年ほどの期限付きフルタイム
無期限雇用に転換できるかは大学により異なります。

私の大学は2校とも望めば無期雇用に転換できました。

 

契約職員の給料


大学によって様々だと思います。
私は月給制です。

ボーナスもありますが、専任職員さんより少ないです。

 

どの部署に配属されても契約職員の月給は一律で、昇給や退職金はありません。
私の勤める大学では同一労働同一賃金により2020年度から昇給・退職金ありになりました。
等級は専任さんより低いものの、勤続年数により給料が毎年増えます。

 

福利厚生は専任さんと同じように受けられるところがおおいです。

 

契約職員の仕事量


仕事は部署によりかなり異なりますので、どの部署に配属されても給料は一律なのが難点。

肝心の仕事内容ですが、
専任さんとほぼ同じくらいな気しています。

幹部レベルの会議に出ないことくらいでしょうか。

 

パート職員

大学が直接雇用しているパートさんです。

契 約1年更新制で最長5年
(無期雇用転換あり)
給 料

時給・ボーナスなし
交通費支給あり

仕事量

部署により多少の違いあり
休日出勤なし

異 動異動なし
出 張ほぼなし

 

パート職員の雇用契約


1年更新最長5年ほどの期限付きフルタイムの場合がおおいです。

無期限雇用に移行できるかは大学により異なります。
私がいた大学は2つとも移行できました。

 

パート職員の給料


時給制ボーナスはなし。

交通費の上限はありますが、
そんなに遠くから通ってくる方はいないので結果的に全額支給されると思います。

 

パート職員の仕事量


残業は大学として極力ないようにしているはずです。

仕事は専任職員や契約職員のフォローと思われがちですが、実際には、ジョブローテーションで移動してきたばかりの専任さんよりも長年その部署にいるパートさんの方が仕事に詳しかったりすることもざらです。

入学試験やオープンキャンパスでの出勤はありません。

 

派遣職員・業務委託

大学との直接雇用ではない職員さんです。

契 約雇用主により異なる
給 料

雇用主により異なるが、
パート職員さんより時給が高いことがおおい?

仕事量雇用主により異なる
異 動異動はなし
出 張雇用主により異なる

 

派遣職員の仕事内容


派遣さんは
いろいろな部署で働かれていて、決まった仕事を専門的に任されています。

業務委託は、
図書館や美術館、資格関係の部署に多いイメージがあります。

入学試験やオープンキャンパスでの出勤はありません。

 

それぞれの立場を徹底比較

 

専任職員と契約職員のちがい

給 料: 専任のほうが断然高い
仕事量: ほぼ変わらないことも


お給料は明らかに専任さんの方が高い
です。

専任さんは基本給も高く、昇給もありますが、契約社員は全員統一です。
私の勤める大学では同一労働同一賃金により、2020年度から契約職員も昇給・退職金ありになりました。
等級は専任さんより低く、契約年により給料が毎年増えます。

 

仕事に関しては、、、
正直、契約社員は大学にとってかなりコスパのいい人材ではないかと思います。

私の場合は専任さんとほぼほぼ同じように働いています

幹部クラスの大きな会議には出ないくらいです。

 

契約職員とパート職員のちがい

給 料: 賞与があるなら契約職員のほうが断然高い
仕事量: 量や責任が契約職員の方が重い

 

お給料は明らかに契約職員の方が高いです。
ボーナスがもらえるならなおさらです。

私はパートから契約職員に転職して年収が100万円以上あがりました。

 

しかし、契約職員の方が仕事量や責任は明らかに重いと思います。
というか、大学全体としてパートさんに負担をあまりかけないスタンスだと思います。

 

契約職員は、
残業はあるし、会議・出張・休日出勤、入学試験やオープンキャンパスにも駆り出されます。

入試の時期は部署によっては14連勤になるなんてことも。

 

どちらも非正規雇用ですが、
専任と契約職員の差に比べていろいろな面でちがいがみられます。

 

非正規の方が業務に精通していることも

大学の業務は担当制です。

そのため、同じ部署のなかでも
自分の担当以外の仕事はよく知らないなんてこともあります。

 

そのうえに専任職員はジョブローテーションをしているので、

異動がすくない契約社員やパートさんの方が業務に精通していることが大いにありえます。

 

一方で、いろいろな部署を経験する専任職員は、大学のことを広く知っている存在といえますかね。

 

長い夏休みを享受できるのは?

 

大学職員が人気の理由の一つに
夏休みが長い、というのがあると思います。

 

長い夏休みを享受できるのは
「専任職員」と「契約職員」です。

 

大学職員の夏季休暇(夏休み)
大学職員は夏休みが多いと思っている方、多いのではないでしょうか。 ホントのところはどうなのか。 学生が構内にいない夏休み期間に職員は何をしているのか、ご紹介します。

 

どの大学も8月の中旬ごろに
夏の一斉休業が10日間前後あります。

それとは別に職員には
夏の期間から自由に使える休みが数十日あたえられている大学があります

 

忘れてはならないのが、
休みの多さは大学により本当に様々だということです。

夏休みを目当てに転職を考えている方は、入る前によく情報収集するべきです。

 

非正規でよかったと思うこと

専任職員よりもしがらみが少ないこと!!

 

私は民間企業から大学に転職したのですが、一番驚いたのは仕事が楽とかそういう事よりも

業界の考え方が古いことでした。

 

大学業界は、未だに「年功序列」の「権力社会」。
このしがらみに専任職員はどっぷり巻き込まれていきます。

 

一方、非正規は1年ごとに契約更新手続きをしているので、
いい意味で大学業界に埋もれることなく客観的になれる。
いつでも転職してやろうという気で自己研磨していける。

 

それが精神的にとても楽なので、私はしばらくこのまま契約職員を続けると思います。
独身ですしね。

 

給料差はとても大きいので
ご家族を養うならば専任職員の方がいでしょうし、意見が分かれるところです。

 

大学職員になるには

大学職員-転職

 

大学ではたらくルートはこちら。

・新卒採用
・中途採用
・紹介による採用、縁故採用
・非正規で入って専任採用試験を受ける

 

新卒採用

一般企業と同じく、リクナビとかマイナビなどのサイトで募集をかけています。

また、新卒採用を自大学の卒業生に限定している大学も多いです。
就職サイトや大学HPで募集をしていないところはほぼそうだと思います。

 

中途採用(正社員・契約社員)

マイナビ転職リクナビ転職は案件が多いですが、

【DODA】 の非公開求人にも多数の大学職員の募集があり穴場だと思います。

 

大学職員は大変人気職なので、
他業種からの転職の場合は
リクナビやマイナビから完全に一人で転職に挑むより、エージェントが間に入ってくれる点で見逃したらもったいないと思います。

 

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中途採用(契約社員・パート・派遣)

【マンパワー】がおすすめです。

私はマンパワーの求人で、派遣期間なしでいきなり大学に直接雇用される紹介予定派遣に応募して大学に入職しました。

面接にも同行してくれて、
面接官と私質疑応答の間にフォローを入れてくれたおかげで大学業界に入り込むことができたので、かなり感謝しています。

大学との直接雇用でしたが、入職後もフォローしてくれました。

 

大学数年働けば、経験者採用でより条件の良い大学への転職もしやすくなります。
まずは業界に入り込むことが大事だと感じています。

 

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紹介・縁故採用

紹介や縁故採用も割とよくあります。
これはネットにも出ていないので、知り合いがいない限りあきらめるしかありません。

 

大学HPや口コミサイトも要チェック

また、転職サイトの情報だけでなく

大学ホームページで「年間行事予定」「事業報告」などに目をとおすと隠れたマイナスポイントが見つかったりします。

 

「転職会議」などの口コミサイトも、参考程度にみてることをお勧めします。
結構本当のことが書いてあります。

 

以上

「大学職員の雇用パターン」でした。

 

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