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次回更新予定 11/17(日)
読書

【アメトーーク!】読書芸人2012のおすすめ本まとめ。芸人さんの名言と共に。

読書芸人2012-おすすめ-まとめ
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自粛期間中に
過去のアメトーークを見返して、
あらためて「読書芸人」って最高だなあと思いました。

 

これまで
2012、201520162017
計4回にわたって放送された読書芸人。

 

「えっ!あの芸人さんあんな重い内容の本読んでるの」
ってなるギャップがいいですよね。

 

新たな作家の開拓に
「本屋大賞」や「読書芸人」を参考にしているひとも多いのでは。

 

今回は
読書芸人2012で紹介された本をまとめました。

あらすじ芸人さんのコメントもあわせて
新たな読書のきっかけにどうぞ。

 

「読書芸人2012」のおすすめ本

読書芸人2012で登場した芸人さんは全部で7人。

★ピース又吉さん
・オードリー若林さん
・光浦靖子さん
・スピードワゴン小沢さん
・笑い飯 哲夫さん
・烏龍パーク 橋本さん
・みのるチャチャチャ♪さん(元エリートヤンキー橘さん) 

 

ピース又吉さんは
このころはまだ芥川賞作家ではなかった頃です。

それではお一人ずつおすすめ本を紹介していきます。

 

ピース又吉さんのおすすめ本

 

『桜桃』太宰治

 

「無頼派」「新戯作派」の破滅型作家を代表する昭和初期の小説家、太宰治の短編小説。初出は「世界」[1948(昭和23)年]。「子供より親が大事」と思いたい父の「私」が、家庭について思いを巡らす話で、桜桃をまずそうに食べては種を吐く最後の場面は印象的である。家庭を主題に描いた太宰作品の中でも、とくに傑作との呼び声が高い。 (Amazonより抜粋)
 

名言「やめました。ブックカバーつけるの」

「本は何でもほんと好きなんです。
売れてる本も売れてない本も読めるだけとにかく読もうと思って。
ブックカバーつけてたんです、やっぱり恥ずかしくて。
でも、もう恥ずかしい本なんて無いんや!って、思って
特にぼくが好きな作家 太宰治って
一番王道やし、一番有名じゃないですか。
でももう、ええわ!と思って。
もう、やめました。ブックカバーつけるの。」

 

オードリー若林さんのおすすめ本

 

『オレンジ・アンド・タール』藤沢周

 

高校でアウトロー的存在のカズキは、スケボーに熱中して毎日を送る。今日も伝説のスケートボーダーのトモロウのところへ相談に行く彼の心に影を落としているのは、同級生が学校の屋上から落ちて死んだことだった。そして、目の前で事件は起きた。自分って何なんだよ、なんで生きてるんだよ―青春の悩みを赤裸々に描いた快作。 (Amazonより抜粋)
 

あるある:気分が落ち込んじゃうタイプの本

「気分が落ち込んじゃうタイプの本があるんですよ。
ドストエフスキーとか、夏目漱石とかもそういうとこあって。
 
クイズ番組の前とかに読んでると、もうテンションが落ち切ってボタンを押すきにもう全然ならないんですよ。
『なんでオレは今ここにいるんだ』っていうテンションのまま行っちゃうってことが何度かあって。
 
顔が死んじゃうんで、僕は常に気分が落ちる系本の時は漫画のワンピースでルフィをみて中和してから番組に行くようにしています。

 

光浦靖子さんのおすすめ本

 

『おはん・風の音』宇野千代

 

妻と愛人、二人の女に惹かれる一人の男。人を愛することの悲しさと難しさ、そこに営まれる情痴の哀愁を美しい上方言葉で描く、昭和文学の古典的名作「おはん」に、女の献身的愛の極致を優艶な文体で浮き彫りにし、人生の深淵を覗き見る「風の音」を併録。 (Amazonより抜粋)
 

『わが性と生』瀬戸内寂聴/瀬戸内晴美

瀬戸内晴美というのは、瀬戸内寂聴さんの出家前の名前です。

光浦さんいわく、
「下ネタのお手紙のやり取りをずっとしてるんです。下ネタなんですが文章がキレイなんです。」

 

 

自らの「性」を語って「生」の深渕に迫る「寂聴」師と「晴美」氏の興味つきない往復書簡。幼き日の性の思い出、子宮作家と呼ばれた頃のこと、出家時の僧や尼の様子、老人の性。そして性の書物、性の道具、性に憑かれた人たち…。自らの性の体験・見聞を飾らず隠さず自由に語り合う。発見と驚愕に満ち、生々しく、かつユーモラスに描かれた性の諸相は、華やぎのうちに生の奥深さ、生の愛おしさに至る。 (Amazonより抜粋)
 

あるある:映画化される前に読みたい

「映画化される前に読みたいんだよねー。
なんだろう映画化されたから読んだんじゃないんだけどさー、なんで映画化しちゃうのっていう。
あたしは好きで読んだのになんで映画化しちゃって、映画化したから読んだっぽ・・・・
なんか違うの。ホントに好きなの!」

 

スピートワゴン小沢さんのおすすめ本

 

『寺山修司少女詩集』寺山修司

 

なみだは にんげんのつくることのできる 一ばん小さな 海です(「一ばんみじかい抒情詩」)少女の心と瞳がとらえた愛のイメージを、詩人・寺山修司が豊かな感性と華麗なレトリックで織りなすオリジナル詩集。 (Amazonより抜粋)

 

『ポケットに名言を』寺山修司

寺山修司さんが、
世界中の映画や小説、
周囲の人たちとの会話や伝え聞いた言葉などから名言を集めた本だそうです。

 

小沢さんいわく、
「鞄には常に1冊入れていて、今日、出逢った最高の人にプレゼントしようと思って。」

 

 

世に名言、格言集の類は数多いが、本著ほど型破りな名言集は珍しいのではないだろうか。畠山みどりの歌謡曲あり、懐かしい映画の名セリフあり、かと思うとサルトル、エンツェンスベルガー、マルクス、etc.と著者ならではの言葉のつきあいである。しかつめらしく覚えたり、読むのでなく、Tシャツでも着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう! 思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の言葉の重さと釣合うことがあるのだから……。  (C)KAMAWANU CO.,LTD.

 

その他の芸人さんのおすすめ本

『豊饒の海』三島由紀夫

笑い飯 哲夫さんのおすすめ本です。

 

 

維新の功臣を祖父にもつ侯爵家の若き嫡子松枝清顕と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子のついに結ばれることのない恋。矜り高い青年が、〈禁じられた恋〉に生命を賭して求めたものは何であったか?――大正初期の貴族社会を舞台に、破滅へと運命づけられた悲劇的な愛を優雅絢爛たる筆に描く。現世の営為を越えた混沌に誘われて展開する夢と転生の壮麗な物語『豊饒の海』第一巻。 (Amazonより抜粋)
 

『不夜城』馳星周

烏龍パーク橋本さんのおすすめ本です。

 

 

アジア屈指の大歓楽街――新宿歌舞伎町。様々な民族が巣喰うこの街で、器用に生き抜いてきた故買屋・劉健一。だが、かつての相棒・呉富春が戻ってきたことから事態は一変した。富春は、上海マフィアのボス元成貴の片腕を殺し逃亡を続けていたのだ。健一は元に呼び戻され、三日以内に富春を連れてこいと脅される。同じ頃、謎の女が、健一に仕事を依頼してきた。彼女が売りたいと口にした意外なものとは――。生き残るために嘘と裏切りを重ねる人間たちを濃密な筆致で綴った危険な物語。 (Amazonより抜粋)
 

『カシオペアの丘で』重松清

みのるチャチャチャ♪さん(元エリートヤンキー橘さん)のおすすめ本です。

 

 

丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった―。肺の悪性腫瘍を告知された三十九歳の秋、俊介は二度と帰らないと決めていたふるさとへ向かう。そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。満天の星がまたたくカシオペアの丘で、再会と贖罪の物語が、静かに始まる。 (Amazonより抜粋)
 

『兎の眼』灰谷健次郎

 

 

大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない一年生・鉄三。決して心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の子どもたちとのふれ合いの中で、鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気づいていくのだった……。すべての人の魂に、生涯消えない圧倒的な感動を刻みつける、灰谷健次郎の代表作。  (C)KAMAWANU CO
 

おわりに

なかなか手が出しにくい純文学も
あの人が読んでいるなら!
というきっかけをくれる読書芸人、やっぱ好きです。
 
これまでの読書芸人2012が収録されている
アメトークのDVD・Blu-rayは22巻になります。

 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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