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読書

【アメトーーク!】読書芸人2017のおすすめ本まとめ。芸人さんの名言と共に。

読書芸人2017-おすすめ-まとめ
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おうち時間に過去のアメトークを見返しました。
「読書芸人」またやらないかなー!

 

これまで
201220152016、2017と
計4回に渡って放送された読書芸人。

 

前回の記事で2016年放送回のおすすめ本をまとめました。

【アメトーーク!】読書芸人2016のおすすめ本まとめ。芸人さんの名言と共に。
アメトークで2016年に放送された読書芸人のおすすめ本をまとめました。本のあらすじや芸人さんたちのコメントもあわせて全25冊を紹介しています。ここ数年やっていないからそろそろまたやってほしい!

 

新たな作家を開拓したいときに
「本屋大賞」か「読書芸人」を参考にしているというひとも多いのではないでしょうか。

 

今回で最後になります。
読書芸人2017年版。

本のあらすじ芸人さんのコメントもあわせてまとめていますので
新たな読書のきっかけにどうぞ。

 

読書芸人2017のおすすめ本

読書芸人2017に登場した芸人さんは4名、ゲストが1名です。

★ピース又吉さん
・光浦靖子さん
・カズレーザーさん
・東野幸治さん(New)

・乃木坂46 高山一実さん(ゲスト)

 

「毎回ね、"オススメ本"っていうタイトルつけるでしょ?私たちは好きな本をだしてんのに、オススメ本ってそちらさんがね、タイトル変えるから、世間の人は薦められてると思って買うでしょ?読み慣れてない人が読んで、わかんないっつって、よろしくないことになってるんですよ」

 

光浦さんのコメントにより
"オススメ本紹介"ではなく"お気に入り本紹介"になってます!

 

東野幸治さんのお気に入り本 9冊

 

東野さんは
本屋大賞ノミネートのなかで自分の好きなタイプの本を選ぶことが多いそうです。

 

『蜜蜂と遠雷』恩田陸

 
近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。  Amazonより抜粋

『蜜蜂と遠雷』はすっごく長いですけど、
引き込まれすぎて一気読みしてしまったくらいおもしろかったです。

スピンオフ小説祝祭と予感も要チェックです。

 
カズレーザーさんのコメント
「ホントにすごいのが、ショパンの何番ってその曲知らないじゃないですか。知らなくてもその曲が聞こえるような書き方なんですよ。文章で。あ、その曲ってそういう感情の揺さぶられ方するんだって…」
 

『R帝国』中村文則

 
近未来の島国・R帝国。人々は人工知能搭載型携帯電話・HP(ヒューマン・フォン)の画面を常に見ながら生活している。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。だが何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在“党”と、謎の組織「L」。この国の運命の先にあるのは、幸福か絶望か。やがて物語は世界の「真実」にたどり着く。  (Amazonより抜粋)
 

『ホワイトラビット』伊坂幸太郎

 
仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。  (Amazonより抜粋)
 

『ルビンの壺が割れた』宿野かほる

 
「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。覆面作家によるデビュー作にして、話題沸騰の超問題作!  (Amazonより抜粋)
この本は、"キャッチコピーを一般公募するというので発売前に全文読める"ということで当時とても話題になっていました。
 

『ボクたちはみんな大人になれなかった』燃え殻

 
それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。過去と現在をSNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。  (Amazonより抜粋)
 

『明るい夜に出かけて』佐藤多佳子

 
富山(とみやま)は、ある事件がもとで心を閉ざし、大学を休学して海の側の街でコンビニバイトをしながら一人暮らしを始めた。バイトリーダーでネットの「歌い手」の鹿沢(かざわ)、同じラジオ好きの風変りな少女佐古田(さこだ)、ワケありの旧友永川(ながかわ)と交流するうちに、色を失った世界が蘇っていく。実在の深夜ラジオ番組を織り込み、夜の中で彷徨う若者たちの孤独と繋がりを暖かく描いた青春小説の傑作。山本周五郎賞受賞作。(解説・朝井リョウ)  (Amazonより抜粋)
 

『1984年のUWF』柳澤健

 
1984年、UWF誕生。新日本プロレスへの復讐のために誕生した団体は
元タイガーマスク・佐山聡の大胆な構想のもとプロレスから逸脱していく。
若者はUWFを真剣勝負のプロレスとみなして熱狂した。
しかし――。
プロレスから総合格闘技への過渡期に痛烈な一閃を浴びせ、
大反響を呼んだ迫真のノンフィクション、渾身の文庫化。  (Amazonより抜粋)
 

『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』野崎幸助

 

75歳の著者は和歌山県田辺市に生まれ、裸一貫から、避妊具を売って回る行商をきっかけに財をなした。2016年2月、50歳近く下の交際女性に6千万円相当を持ち逃げされたと、ワイドショーなどで騒ぎになった。本人を直撃すると、「事件は交際した4千人の女性の中の一人のこと。人生に必要なのはガッツ。それと女性の癒やしです」。傍らにはすでに別の20代の女性がいた。  評者:上田耕司(週刊朝日 掲載)

 

『全裸監督 村西とおる伝』本橋信宏

 
人生、死んでしまいたいときには下を見ろ! おれがいる。
前科7犯。借金50億。米国司法当局から懲役370年求刑。奇跡の男か、稀代の大ボラ吹きか。“AVの帝王”と呼ばれた裸の男の半生(ノンフィクション)。  (Amazonより抜粋)
 

 

光浦靖子さんのお気に入り本 9冊

 

『i』西加奈子

 
「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる、ある「奇跡」が起こるまでは…。  (Amazonより抜粋)
光浦さんが語る西加奈子さん
「究極の共存の人。絶対人を否定しないっていうか、すっげえクソみたいな人でも面白い部分とか笑える部分を絶対この人はキャッチしてくれる人。」
 

『臣女』吉村萬壱

 
夫の浮気を知った妻は身体が巨大化していった。絶望感と罪悪感に苛(さいな)まれながら、夫は異形のものと化していく妻を世間の目から隠して懸命に介護する。しかし、大量の食料を必要とし、大量の排泄を続ける妻の存在はいつしか隠しきれなくなり、夫はひとつの決断を迫られることに──。恋愛小説に風穴を空ける作品との評を得、満票にて第22回島清恋愛文学賞を受賞した怪作!  (Amazonより抜粋)
光浦さんのコメント
「これを最後まで読んでほしいのが、純愛賞みたいなのを取ってるんですよ。こっからどうやって純愛になるの、読んでほしい」
 

『星の子』今村夏子

 
林ちひろは中学3年生。病弱だった娘を救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込み、その信仰が家族の形をゆがめていく。野間文芸新人賞を受賞し本屋大賞にもノミネートされた、芥川賞作家のもうひとつの代表作。  (Amazonより抜粋)
 

『ピンポン』パク・ミンギュ

 
学校でいじめられている。あだ名は「釘」。いじめっ子の「チス」に殴られている様子は、まるで釘を打っているみたいに見えるからだ。スプーン曲げができる「モアイ」もいっしょにいじめられている。モアイと僕はほとんど話したことがない。僕らは原っぱの卓球台で卓球をするようになる。空から、ハレー彗星ではなく、巨大なピンポン球が下降してきた。それが原っぱに着床すると激震し、地球が巨大な卓球界になってしまう。そして、スキナー・ボックスで育成された「ネズミ」と「鳥」との試合の勝利者に、人類をインストールしたままにしておくのか、アンインストールするのか、選択権があるという…。  (Amazonより抜粋)
 

『東京自叙伝』奥泉光

 
舞台は東京。地中に潜む「地霊」が、歴史の暗黒面を生きたネズミや人間に憑依して、自らの来歴を軽妙洒脱に語り出す。唯一無二の原理は「なるようにしかならぬ」。明治維新、第二次世界大戦、バブル崩壊から福島第一原発事故まで…首都・東京に暗躍した、「地霊」の無責任一代記!史実の裏側で、滅亡へ向かう東京を予言する。果てしないスケールで描かれた第50回谷崎潤一郎賞受賞作。  (Amazonより抜粋)
 

『罪の声』塩田武士

 
「これは、自分の声だ」――京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品からカセットテープとノートを見つける。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。 (Amazonより抜粋)
光浦さんのコメント
「子どもの声でお金を支持するテープが実際にあったんですね。"グリコ・森永事件"の時に。(父親の遺品整理の時に)そのテープがでてきて、あれこれ自分の声じゃね?ってとこから始まる。」
 

『夜の谷を行く』桐野夏生

 
女たちが夢見た「革命」とは?
連合赤軍事件をめぐるもう一つの真実に光をあてた傑作長篇。
山岳ベースで行われた連合赤軍の「総括」と称する凄惨なリンチにより、十二人の仲間が次々に死んだ。アジトから逃げ出し、警察に逮捕されたメンバーの西田啓子は五年間の服役を終え、人目を忍んで慎ましく暮らしていた。しかし、ある日突然、元同志の熊谷から連絡が入り、決別したはずの過去に直面させられる。  (Amazonより抜粋)
 

光浦さんが泣ける本:『八日目の蝉』角田光代

 
がら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は――!? 極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞受賞作。  (Amazonより抜粋)
光浦さんのコメント
「初版が2007年だからちょうどね、このあたりにね、私の甥っ子が生まれるんですよ。行き場のない母性を持て余しだすのはやっぱりその頃からなんですよ。ある人が言ったんですよ、母性はスキンシップと比例するって。やっぱり抱いてからなんですよね母性は。
で、これはまさに赤ちゃん泥棒の話で。浮気してたね、ところに女の人が行くんですよ。赤ちゃんの顔を見るだけのはずだったのがうわっと衝動的に赤ちゃんを盗んでしまうっていうお話…」
 

光浦さんが泣ける本:『ねこのおうち』柳美里

 
ひかり公園で生まれた6匹のねこたち。いま、彼らと、その家族との物語が幕を開ける。生きることの哀しみとキラメキに充ちた感動作!  (Amazonより抜粋)
光浦さんのコメント
「ですます調で書かれているんでおとぎ話っぽいんですよ。
おばあちゃんが一人で住んでて、ぼけちゃうんですよ。老人ホームに入れられて、一匹の猫がおばあちゃんになつくんですよ。」
 
 

ピース又吉さんのお気に入り本 13冊

 

『ビニール傘』岸政彦

 
侘しさ、人恋しさ、明日をも知れぬ不安感。大阪の片隅で暮らす、若く貧しい“俺”と“私”(「ビニール傘」)。誰にでも脳のなかに小さな部屋があって、なにかつらいことがあるとそこに閉じこもる――。巨大な喪失を抱えた男の痛切な心象風景(「背中の月」)。絶望と向き合い、それでも生きようとする人に静かに寄り添う、二つの物語。 (Amazonより抜粋)
 

『歩道橋の魔術師』呉明益 / 天野健太郎:訳

 
1979年、台北。西門町と台北駅の間、幹線道路にそって壁のように立ち並ぶ「中華商場」。物売りが立つ商場の歩道橋には、子供たちに不思議なマジックを披露する「魔術師」がいた――。現代台湾文学を牽引し、国外での評価も高まりつつある、今もっとも旬な若手による連作短篇集。
 現在の「ぼく」「わたし」がふとしたきっかけで旧友と出会い、「中華商場」で育った幼年期を思い出し、語り合ううち、「魔術師」をめぐる記憶が次第に甦る。歩道橋で靴を売っていた少年、親と喧嘩して商場から3か月姿を消した少年、石獅子に呪われ、火事となった家で唯一生き残った少女と鍵屋の息子の初恋……。人生と現実のはざまで、商場の子供たちは逃げ場所やよりどころを魔術師に求める。彼はその謎めいた「魔術」で、子供たちに不思議な出来事を体験させることになる。  (Amazonより抜粋)
 

『成功者K』羽田圭介

 
ある朝目覚めると、Kは有名人になっていた。TVに出まくり、寄ってくるファンや知人女性と性交を重ねるK。これは実話か、フィクションか!?又吉直樹氏推薦、芥川賞作家の超話題作!  (Amazonより抜粋)
出演者コメント
又吉さん「ご自身の芥川賞を取ってからのテレビ出演されたこととかも、これ実話なんじゃないかって思えるようなことをいろいろ書いてて、もちろん小説なんですけど、何がホントなんやろ。現実なのか虚構なのかみたいなところでも楽しめますし。」
東野さん「一般の方が芸能界に入ってきてああこんな思うん。ああこんな不思議なこと思ってんのやっていうのもわかるから面白い。」

 

『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭

 
前作『社会人大学人見知り学部卒業見込』から約4年ぶり、新作の舞台はキューバ!航空券予約サイトで見つけた、たった1席の空席。何者かに背中を押されたかのように2016年夏、ひとりキューバへと旅立った。慣れない葉巻をくわえ、芸人としてカストロの演説に想いを馳せる。キューバはよかった。そんな旅エッセイでは終わらない。若林節を堪能できる新作オール書き下ろし!  (Amazonより抜粋)
 

『R帝国』中村文則

 
 未来の島国・R帝国。人々は人工知能搭載型携帯電話・HP(ヒューマン・フォン)の画面を常に見ながら生活している。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。だが何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在“党”と、謎の組織「L」。この国の運命の先にあるのは、幸福か絶望か。やがて物語は世界の「真実」にたどり着く。 (Amazonより抜粋)
又吉さんが語る中村文則さん
「僕は昔っからファンなんですよ、中村さんの。登場人物はまあ、ご本人が言ってるんですけど暗いんです。話も絶望的なものが多かったりするんですけど、ご本人にお会いしたらすごい明るくておもしろいんですよ。
『僕は中村さんの書く小説の主人公にずっと感情移入してきたんですよ。なんか自分と近いものがあるなって思ってきたんですけど、中村さん自身はすごい明るいじゃないですか、なんでなんですか。』ってきいたら『自分が暗いことでねえ、人に迷惑かけるの辞めたんだよ』って言ってたんですよ。」
 

『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』せきしろ

 
オールナイトニッポンや、SPA! 「バカはサイレンで泣く」等、ネタハガキ投稿に、不完全な青春を燃やそうとした青春時代。伝説のハガキ職人せきしろが始めて綴った自分のルーツ。
社会との接点は、ネタハガキを読まれることくらいだった著者によるラジオ好き号泣必至の半自伝的小説。  (Amazonより抜粋)
 

『i』西加奈子

 
アメリカ人の父と日本人の母のもとへ、養子としてやってきたアイ。内戦、テロ、地震、貧困……世界には悲しいニュースがあふれている。なのに、自分は恵まれた生活を送っている。そのことを思うと、アイはなんだか苦しくなるが、どうしたらいいかわからない。けれど、やがてアイは、親友と出会い、愛する人と家族になり、ひとりの女性として自らの手で扉を開ける――  (Amazonより抜粋)
 

『しんせかい』山下澄人

 
十九歳のスミトは、船に乗って北へ向かう。行き着いた【谷】で待ち受けていたのは、俳優や脚本家を志望する若者たちと、自給自足の共同生活だった。過酷な肉体労働、同期との交流、【先生】の演劇指導、地元に残してきた“恋人未満”の存在。スミトの心は日々、揺れ動かされる。著者の原点となる記憶をたぐり、等身大の青春を綴った芥川賞受賞作のほか、入塾試験前夜の希望と不安を写した短編も収録。  (Amazonより抜粋)
 

『ゆらぐ玉の緒』古井由吉

 
陽炎の立つ中で感じるのも、眠りの内のゆらめきの、余波のようなものか。老齢に至って病いに捕まり、明日がわ からぬその日暮らしとなった。雪折れた花に背を照らされた記憶。時鳥の声に亡き母の夜伽ぎが去来し、空襲の夜の邂逅がよみがえる。つながれてはほどかれ、ほどかれてはつながれ、往還する時間のあわいに浮かぶ生の輝き、ひびき渡る永劫。一生を照らす生涯の今を描く全8篇。古井文学の集大成。(Amazonより抜粋)
又吉さんのコメント
「短編集なんですけど、他人にオススメするっていうよりは僕が個人的にほんとに好きなんです。
筋があるとかっていうよりは、こういう気候のこととか季節のこととか目に見える風景のことを書いていきながらだんだん感覚とか世界を手繰り寄せていって繋いでいって、その次どうなるかご本人も分からないまま書いていっているかんじがあるんですよ。」
 

『神秘大通り』ジョン・アーヴィング

 
メキシコ・オアハカのゴミ捨て場育ちの作家が、雪のNYからマニラへと、古い約束を果たす旅に出た。いつしかそれが過去への旅に。娼婦にして教会の掃除婦だった母。サーカスのライオンに殺された妹。宣教師とトランスヴェスタイトの愛情深い養父母。怪しい美人母娘を道連れに、作家の感傷旅行はどこへ向かうのか。  (Amazonより抜粋)
 

『ゴランノスポン』町田康

 
最高ってなんて最高なんだろう。僕らはいつも最高だ。明日またくる朝。浅漬──。現実から目を逸らし、表層的なハッピー感に拘泥する表題作「ゴランノスポン」。自らの常識を振り翳す人間の暴力性を浮かび上がらせ、現実に存在する歪みを描く「一般の魔力」。現代と中世が書物を介し烈しく混ざり合う「楠木正成」他、秘蔵小説7編を収録。笑いと人間の闇が比例して深まる、傑作短編集。  (Amazonより抜粋)
又吉さんのコメント
「町田さんの特徴はやっぱり独特な文体なんですけど慣れるとすごくきもちよくて、どんどん読みたくなって、笑える部分もあったりだとか、人間の本質的な所に迫るところもあったりだとか。すごく楽しめる…」
 

国語の教科書から:『走れメロス』太宰治

 
妹の婚礼を終えると、メロスはシラクスの市めざして走りに走った。約束の三日目の日没までに暴虐の王の下に戻らねば、自分の代りに友セリヌンティウスが殺される。日はすでに傾いている。メロスよ、走れ!  (Amazonより抜粋)
又吉さんのコメント
「大人になって読むとスゴクおもしろい。メロスをものすごく実直な筋肉質ないい奴として読むんですよ。僕の大好きなタレントさんで照英さんいるじゃないですか。照英さんがメロスだと考えて読むとすごくいろいろ想像できておもしろいんですよ」
 

国語の教科書から:『沢田さんのほくろ』宮川ひろ

 
「秋田って東京からうんと遠いところ?」「そりゃあ、遠いでしょう」 マサ子は地図を出して、鉄道の長さを指ではかってみた。静岡と比べたら2倍以上もあった-。「おはじき」のほか、4話を収録。  (Amazonより抜粋)
又吉さんのコメント
「一番最初に感情移入できた小説、物語かもしれないです。」
 
 

カズレーザーさんのお気に入り本 8冊

 

『応仁の乱』呉座勇一

 
室町後期、諸大名が東西両軍に分かれ、京都市街を主戦場として戦った応仁の乱(一四六七~七七)。細川勝元、山名宗全という時の実力者の対立に、将軍後継問題や管領家畠山・斯波両氏の家督争いが絡んで起きたとされる。戦国乱世の序曲とも評されるが、高い知名度とは対照的に、実態は十分知られていない。いかなる原因で勃発し、どう終結に至ったか。なぜあれほど長期化したのか――。日本史上屈指の大乱を読み解く意欲作。  (Amazonより抜粋)
カズレーザーさんのコメント
「ざっくりいうと室町時代におきた11年間にわたるでけえ戦争で、日本、特に京都が焼け野原になってボロボロになって室町幕府が滅びかけて、そのあと戦国時代がはじまるきっかけになったっていう結構歴史のでかい事件なんですけど、何があったか、皆よく分かってないんですよ。
日本が東軍と西軍に分かれてぶつかってるんですけど、関ケ原程メジャーでもないし。いろんな武将がいっぱい出てくるのに三国志ほどファンもいないし。
なんかよく分かんない、名前だけ知ってる。それをいままでいろんな人が説明しようとしたんですけど、うまく説明できなかったんですよ、ややこしすぎて。それを初めて皆に分かりやすく説明した本なんですよ。」
 

『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ

 
ビル・ゲイツ、ザッカーバーグ、サンデル教授も絶賛!ホモ・サピエンスの歴史を俯瞰することで現代世界を鋭く抉る世界的ベストセラー!世界48カ国で翻訳。 (Amazonより抜粋)
 

『妻に捧げた1778話』眉村卓

 
余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をした。しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。五年間頑張った妻が亡くなった日の最後の原稿、最後の行に夫は書いた──「また一緒に暮らしましょう」。妻のために書かれた1778篇から19篇を選び、妻の闘病生活と夫婦の長かった結婚生活を振り返るエッセイを合わせたちょっと変わった愛妻物語。  (Amazonより抜粋)
カズレーザーさんのコメント
「1778話目の最終回の話があるんですけど、それをほんとに読んでほしいんですよ。いままで40年間連れ添った奥さんなんですけど、その奥さんが亡くなられた日に書いた話が最後になってるんですけど、もう夫婦の絆の美しさとか全部詰まった話が最後にのってて…」
 
 

『実践・超日常英会話』宇佐和通

 
超常現象の「ムー」を発行する「学研」だけができる、ありそうでなかった英会話の本です。例文はシンプルなので、用語を入れ替えれば日常のほうの英会話にも役立ちます。「この町でUFOがよく出る場所を教えてください」「幽霊が出るので部屋を替えてほしい」「最終戦争に備えて核シェルターを予約した」--あやしい旅先や不穏な日常に役立つ英会話を「ムー」が解説。 (Amazonより抜粋)
 

『スティーブ・ジョブズ』(小学館版学習まんが人物館)

 
アップルを世界的な会社に育て、最終的には大成功した彼の人生は山あり谷ありでした。カリフォルニア州のシリコンバレーで育ったジョブズは、自宅のガレージ(車庫)で会社を創業し、パーソナルコンピュータで大成功しました。しかしその後、自分で作った会社を追い出されてしまいますーー  (Amazonより抜粋)
 

『岳飛伝』田中芳樹

 
宋の八代皇帝・徽宗の世。黄河に近い岳家に生まれた男児・飛は、生後三日目にして大洪水に流される。だが、彼こそは後に北方の侵略者から祖国を守るため激闘する、中国史上最大の名将なのである。若き英雄の誕生と成長、そして力強い仲間を得て旅立つ様を描く、一気読み必至の大河歴史スペクタクル第一巻。 (Amazonより抜粋)
 

ギミック本:『残像に口紅を』筒井康隆

 
「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい…。言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的長篇小説。  (Amazonより抜粋)
 

ギミック本:
『生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術』泡坂妻夫

 
はじめに袋とじのまま、短編小説の「消える短編小説」をお読みください。そのあと各ページを切り開くと、驚くべきことが起こります―。そして謎の超能力者と怪しい奇術師、次次にトリックを見破るヨギガンジーが入り乱れる長編ミステリー「生者と死者」が姿を現すのです。史上初、前代未聞驚愕の仕掛け本。  (Amazonより抜粋)
 

乃木坂46 高山さんの今年読んだお気に入り小説

 

『四月になれば彼女は』川村元気

 
4月、精神科医の藤代のもとに、初めての恋人・ハルから手紙が届いた。だが藤代は1年後に結婚を決めていた。愛しているのかわからない恋人・弥生と。失った恋に翻弄される12か月がはじまる―なぜ、恋も愛も、やがては過ぎ去ってしまうのか。川村元気が挑む、恋愛なき時代における異形の恋愛小説。 (Amazonより抜粋)

 

おわりに

2012年から2017年まで全4回の読書芸人をまとめてみましたが、

ここ数年は放送されていません。

 

2020年はおうち時間も多い年になりそうなので、
ぜひ放送してほしいなあと思うこの頃です。

以上、「読書芸人2017のオススメ本まとめ」でした。

 

 

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