2023年4月20日(木)に放送された「本屋で読書芸人」。
芸人さんたちが紹介してくれた本のあらすじを、芸人さんのコメントをすこしだけ添えてまとめました。
「読書芸人」はこれまで
2012、2015、2016、2017、2021 と計5回にわたって放送。
今回の放送は、前回の2021年から2年ぶりとなりました。
読みたい本をさがすのに、「本屋大賞」や「読書芸人」を参考にしている方も多いのではないでしょうか。
読書好きさんもそうでない方も、新たな読書のきっかけにご活用ください。
【読書芸人2023】最近読んだお気に入り本
読書芸人2023で本を紹介してくれた芸人さんは5名です。
「最近読んだお気に入り本」というテーマで紹介してくれました。
● Aマッソ・加納さん
● ラランド・ニシダさん
● ヒコロヒーさん 【new】
● ビビる大木さん 【new】
● カモシダせぶんさん 【new】
Aマッソ・加納さんのお気に入り本 7冊
Aマッソ・加納さんは年間読書量20冊。
好きなジャンルは 「小説」で、1回読んだ本でもくり返し読んだりするそうです。
『僕の心臓は右にある』大城文章(チャンス大城)
自らもエッセイ本を出版しているAマッソ加納さん。
この本について、「エピソードがえぐすぎる」部分もありつつ淡い青春のお話もある、と紹介してくれました。
▼ Aマッソ・加納さんのコメント
いろんな芸人さんのエッセイを読みましたけど、結構、群を抜いて面白かったのがチャンスさんの本なんですよ
『君のクイズ』小川哲
クイズプレーヤー三島玲央は、対戦相手・本庄の不可解な正答をいぶかしむ。
彼はなぜ正答できたのか?
真相解明のため彼について調べ決勝を1問ずつ振り返る三島は──。一気読み必至! 鬼才の放つ唯一無二のクイズ小説。(Amazonより抜粋)
クイズ番組の決勝戦で、1文字も読まずに正解して優勝した対戦相手。
正解できたのは一体なぜなのか、、、の謎解きミステリーとのことです。
『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子
「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」
心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。
ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。(Amazonより抜粋)
『笑うな』筒井康隆
夫の目前で妻を強姦する制服警官のニューロイックな心理『傷ついたのは誰の心』。空飛ぶ円盤と遭遇したSF作家の狼狽ぶりをシニカルに捉えた『ベムたちの消えた夜』。ほかに『赤いライオン』『猫と真珠湾』『血みどろウサギ』など、スラップスティックでブラックな味のショート・ショート34編。(Amazonより抜粋)
こちらは「読書芸人2015」でピースの又吉さんもご紹介されていた本です。
私も読んだことがありますが、外国文学を読んでいるような不思議な雰囲気で面白かったです。
個人的には、同作家の作品だと長編小説『旅のラゴス』もかなりおすすめです。
『嫌いなら呼ぶなよ』綿矢りさ
妻の親友の家に招かれた僕。だが突然僕の行動をめぐってミニ裁判が始まり……
心に潜む “明るすぎる闇“に迫る綿矢りさ新境地! 全4作収録(Amazonより抜粋)
『アホウドリの迷信』現代英語圏異色短篇コレクション
日本にまだあまり紹介されていない英語圏の8作家による10篇を精選。
対談「競訳余話」も収録。(Amazonより抜粋)
『文豪たちの悪口本』 彩図社文芸部
そんな疑問からできたのが、本書『文豪たちの悪口本』です。
選んだ悪口は、文豪同士の喧嘩や家族へのあてつけ、世間への愚痴など。随筆、日記、手紙、友人や家族の証言から、文豪たちの人となりがわかるような文章やフレーズを選びました。これらを作家ごとに分類し、計8章にわたって紹介していきます。
川端康成に「刺す」と恨み言を残した太宰治、周囲の人に手当たりしだいからんでいた中原中也、女性をめぐって絶交した谷崎潤一郎と佐藤春夫など、文豪たちの印象的な悪口エピソードを紹介しています。
文豪たちにも人間らしい一面があるんだと感じていただけたら、うれしく思います。(Amazonより抜粋)
こちらは悪口本の他にも
『文豪たちの嘘つき本』、『文豪たちの口説き本』があります。
ラランド・ニシダさんのお気に入り本 8冊
ラランド・ニシダさんの年間読書量は100冊とかなり多いです。
「純文学」を中心にいろいろなジャンルを読むそうで、前回の読書芸人の出演から小説家デビューをされたとか。
『教育』遠野遥
勝てば天国、負ければ地獄の、規律と欲望が渦巻く学校――私の幸せは、正しいのか?
人間の倫理を問う、芥川賞受賞第一作。(Amazonより抜粋)
『ケチる貴方』石田夏穂
骨と皮ならまだしもお前はエネルギーの塊じゃないか。私の代謝機能よ。この身体を温める薪ならここに山のようにあるよ。
頼むからケチらず使ってくれないか。(「ケチる貴方」よりーAmazon抜粋)
作家の町田康さんが
「自己肯定と自己否定の相矛盾する狭間の中で生きる人の心を描いて大成功している。」と評した作品、『その周囲、五十八センチ』も収録されています。
『悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集』
薬物への耽溺とジャズの即興演奏のうちに彼岸を垣間見るサックス奏者を描いた「追い求める男」。
斬新な実験性と幻想的な作風で、ラテンアメリカ文学界に独自の位置を占めるコルタサルの代表作10篇を収録。(Amazonより抜粋)
『とんこつQ&A』今村夏子
真っ直ぐだから怖い、純粋だから切ない。あの人のこと、笑えますか。
“普通”の可笑しみから、私たちの真の姿と世界の深淵が顔を出す。
大将とぼっちゃんが切り盛りする中華料理店とんこつで働き始めた「わたし」。「いらっしゃいませ」を言えるようになり、居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは――(「とんこつQ&A」)
姉の同級生には、とんでもない嘘つき少年がいた。父いわく、そういう奴はそのうち消えていなくなってしまうらしいが……(「嘘の道」)
人間の取り返しのつかない刹那を描いた4篇を収録、待望の最新作品集!
都会育ちの素人猟師が、鴨を追いかけ、鹿を捌き、猪と格闘するなかで知ったこの社会の歪んだ構造と、自然や命の姿。狩猟を通じて人間の生き方を考える、痛快ノンフィクションの登場!(Amazonより抜粋)
『ミライの源氏物語』山崎ナオコーラ
ルッキズム、ロリコン、不倫。
拭えない違和感を人気作家・山崎ナオコーラがときほぐす、現代人のための「源氏物語」エッセイ。(Amazonより抜粋)
『あなたのためのための短歌集』木下龍也
歌人がひとりの想い(お題)と向き合うことで生まれた短歌が詰まった歌集です!(Amazonより抜粋)
"教室を生き抜くための短歌をください"
"高校で美術の先生をしていますが、学校が好きではありません。これからも頑張って働いていける勇気をもらえる短歌をお願いします。"
かなり具体的なテーマを短歌にされています。
『人間の建設』 岡潔・小林秀雄
文系的頭脳の歴史的天才と理系的頭脳の歴史的天才による雑談である。
学問、芸術、酒、現代数学、アインシュタイン、俳句、素読、本居宣長、
ドストエフスキー、ゴッホ、非ユークリッド幾何学、三角関数、プラトン、理性……
主題は激しく転回する。そして、その全ての言葉は示唆と普遍性に富む。
日本史上最も知的な雑談といえるだろう。(Amazonより抜粋)
『建築知識 2022年5月号』
用途・構造ごとに異なる部位や仕上げ、家具・什器、法規制などの用語はもちろん、
最新の家具・設備や納まり、設計手法についても網羅。
初めて実務に携わる設計者から、知識のアップデートを図りたいベテラン設計者まで、
さらにはイラストや漫画、背景、小説、ゲームなど、創作の資料としても役に立つこと間違いなし!
建物の「あの部分」が分かる用語図鑑です!(Amazonより抜粋)
創作活動をしている方にはたまらない特集です。
ヒコロヒーさんのお気に入り本 8冊+5冊
ヒコロヒーさんの読書量は月3冊~。
「小説」のほか、「学術書」や、社会問題などを扱う「ルポルタージュ」も読むそうです。
『宇宙人と出会う前に読む本』高水裕一
さまざまな惑星の宇宙人が集う社交の場で、もしそう尋ねられたら、あなたならどう答えますか?
(…)本書は、惑星際宇宙ステーションに地球チームの一員として乗り込んだあなたが、そこで遭遇する宇宙人が繰り出すさまざまな突拍子もない質問に答えていくうちに、宇宙で本当に必要な科学知識とは何か、宇宙的思考法とはどういうものかが、自然とわかってくるように構成されています。
(…)その日が来ても、来なくても、読めば世界の見え方が一変するはずです!。(Amazonより一部抜粋)
『掃除婦のための手引き書』ルシア・ベルリン
夜明けにふるえる足で酒を買いに行くアルコール依存症のシングルマザー(「どうにもならない」)。
刑務所で囚人たちに創作を教える女性教師(「さあ土曜日だ」)。
自身の人生に根ざして紡ぎ出された奇跡の文学。(Amazonより抜粋)
『その昔、N市では』マリー・ルイーゼ・カシュニッツ
旅行から帰ったら、自分が死んだとアパートの住人に触れまわった女がいたという奇妙な話を聞かされて……(「六月半ばの真昼どき」)。
大都会N市では、死体から蘇生させられた“灰色の者”たちが、清掃や介護などの労働を人間の代わりに行っていた。彼らに生前の記憶は一切なく、恐怖も希望も憎悪も持ち合わせていない。しかしある時、“灰色の者”たちにすさまじい変化が訪れ……(「その昔、N市では」)。
日常に忍びこむ奇妙な幻想。背筋を震わせる人間心理の闇。懸命に生きる人々の切なさ。戦後ドイツを代表する女性作家の粋を集めた、全15作の日本オリジナル傑作選!。(Amazonより抜粋)
これは今年絶対に読みたいな、と思っています。
『権力に翻弄されないための48の法則』ロバート・グリーン
本書は、歴史上のとくに傑出した戦略家(孫子、クラウゼヴィッツ)、政治家(ビスマルク、タレーラン)、外交官(マキャベリ)廷臣(カスティリョーネ、グラシアン)、色事師(ニノン・ド・ランクロ、カザノヴァ)、詐欺師(「イエロー・キッド」ことジョゼフ・ウェイル)などから、含蓄のある言葉を集め、そのエッセンスを蒸留してできたものである。
この法則には、明快な前提がある。
法則にしたがった行動はほぼ間違いなしに本人のパワーを強めるが、法則にそむいた行動はパワーを弱め、最悪の場合は身を滅ぼすもととなるということである。違反と遵守の結果は、数々の歴史上の事例が証明している。この法則は、時代を超えた普遍的なものなのである。(Amazonより一部抜粋)
『短歌ください』穂村弘
『家庭用安心坑夫』小砂川チト
誌上発表後、新聞各紙絶賛、話題沸騰の受賞作を緊急刊行!
第65回群像新人文学賞受賞作(選評より)
語り手、そして読む人の立つ足下が揺るがされる――柴崎友香
絶望的成長小説である――町田康
最も文章の水準、小説技術の水準の高い作品だった――松浦理英子(Amazonより抜粋)
『西部戦線異状なし』レマルク
僕らは出発して、いよいよ戦線地帯へやってきた。
僕らは人間獣になった――。
飛び交う砲弾の下に無数の青春があった。不朽の反戦文学。
1918年夏、焼け爛れた戦場には砲弾、毒ガス、戦車、疫病がたけり狂い、苦熱にうめく兵士が全戦場を埋め尽す中にあって、冷然たる軍司令部の報告はただ「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」。
自己の体験をもとに第一次大戦における一兵士ボイメルとその戦友たちの愛と死を描いた本書は、人類がはじめて直面した大量殺戮の前で戦慄する様を、リアルに文学にとどめたものとして、世界的反響を呼び起こした。(Amazonより抜粋)
『くもをさがす』西加奈子
カナダでがんになった。
あなたに、これを読んでほしいと思った。
これは、たったひとりの「あなた」への物語ーー祈りと決意に満ちた、西加奈子初のノンフィクション
『くもをさがす』は、2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から寛解までの約8 ヶ月間を克明に描いたノンフィクション作品。
カナダでの闘病中に抱いた病、治療への恐怖と絶望、家族や友人たちへの溢れる思いと、時折訪れる幸福と歓喜の瞬間――。
切なく、時に可笑しい、「あなた」に向けて綴られた、誰もが心を揺さぶられる傑作です。(Amazonより抜粋)
最後の「あなたへ」の章が、これがもう本当に抜群です。
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『歪んだ波紋』塩田武士
地方紙記者の沢村は、調査報道チームのデスクから一枚の写真を見せられる。
同僚記者が、ひき逃げ事件の犯行車両とスクープしたものだ。
「この車、遺族宅にあるらしい」。
沢村は取材へ急行する。犯人は家族なのか――(「黒い依頼」)。
「誤報」を通じて現代社会の虚と実に迫る、著者会心の傑作。(Amazonより抜粋)
『大工よ、屋根の梁を高く上げよシーモア-序章-』サリンジャー
個性的なグラース家七人兄妹の精神的支柱である長兄、シーモアの結婚の経緯と自殺の真因を、弟バディが愛と崇拝をこめて語る傑作。(Amazonより抜粋)
『セロ弾きのゴーシュ』『風の又三郎』宮沢賢治
楽団のお荷物だったセロ弾きの少年・ゴーシュが、夜ごと訪れる動物たちとのふれあいを通じて、心の陰を癒しセロの名手となっていく表題作。また「やまなし」「シグナルとシグナレス」「氷河鼠の毛皮」「猫の事務所」「雪渡り」「グスコーブドリの伝記」など、賢治が生前に新聞・雑誌に発表した名作・代表作の数々を収める。
谷川の岸にある小学校に転校してきたひとりの少年。その周りにはいつも不思議な風が巻き起こっていた――落ち着かない気持ちに襲われながら、少年にひかれてゆく子供たち。表題作他九編を収録。(Amazonより抜粋)
ヒコロヒーさんが持っている出版社のものが見つからず、角川文庫のリンクを貼っておきました。
『白いしるし』西加奈子
女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった──。
恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。(解説・栗田有起)(Amazonより抜粋)
『きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記』日本戦没学生記念会
酷薄な状況の中で,最後まで鋭敏な魂と明晰な知性を失うまいと努め,祖国と愛する者の未来を憂いながら死んでいった学徒兵たち.一九四九年の刊行以来,無数の読者の心をとらえ続けてきた戦没学生たちの手記を,戦後五○年を機にあらためて原点に立ちかえって見直し,新しい世代に読みつがれていく決定版として刊行する。(Amazonより抜粋)
毎年夏になると読みたくなる本とのことでした。
ビビる大木さんのお気に入り本 7冊
ビビる大木さんの年間読書量は40~50冊。
「ノンフィクション」・「歴史」・「サスペンス」を読むそうで、今回紹介してくれた本のほとんどが歴史ものでした。
これまでの読書芸人ではこのジャンルに特化した芸人さんはいなかったので、新たなジャンルが拓けそうです。
『渋沢家三代』佐野 眞一
この一族は、なにゆえに「財なき財閥」と呼ばれたのか? なぜ実業家を輩出しなかったのか? いま新たな資料を得て、大宅賞受賞作家が渋沢家三代の謎を解き明かす。
「私はこの本で“偉人伝”を書いたつもりはない。それより意図したのは、栄一という人物の偉大さに押しつぶされた渋沢家の人々の悲劇を、明治、大正、昭和の時代相に重ねて描くことだった。これはまったく類書がない着眼点だといまも自負している」(本書より)(Amazonより抜粋)
『西郷隆盛の首を発見した男』大野敏明
『ディズニーランドが日本に来た!』 馬場康夫
アメリカ以外にはじめてディズニーランドが創られた国が、日本だそうです。
『砂まみれの名将』加藤弘士
誰もが「ノムさんは終わりだ」と思った。悪夢の辞任劇から名監督はなぜ返り咲けたのか。
阪神の指揮官を退いた後、野村克也にはほとんど触れられていない「空白の3年間」があった。シダックス監督への転身、都市対抗野球での快進撃、「人生最大の後悔」と嘆いた采配ミス、球界再編の舞台裏、そして「あの頃が一番楽しかった」と語る理由。当時の番記者が関係者の証言を集め、プロ復帰までの日々に迫るノンフィクション。(Amazonより抜粋)
『辺境の路地へ』上原善広
▼ ビビる大木さんコメント
色んな人に何人か紹介したんですけど、みんななんだろうなーっていいます。ただずーっと余韻があるんですよ。
『わが夫 坂本龍馬 おりょう聞書き』一坂太郎
『中濱万次郎』中濱博
日本の夜明けに大活躍した先覚者の伝記。 開国一五〇年の節目の年の記念碑的一冊 !!(Amazonより抜粋)
カモシダせぶんさんのお気に入り本 8冊
カモシダせぶんさんは現役所定員芸人さんです。
年間読書量も100冊とかなりたくさん読む方で、家にあった3000冊の本が火事で焼失した経験があるらしい…。
好きなジャンルは 「ミステリー」と「純文学」とのことです。
『三体0 球状閃電』 劉 慈欣
『三体』シリーズを読む前の入門編としておすすめとのこと。
この『三体』シリーズは前回の「読書芸人2021」で
ティモンディ前田さんをはじめ、カズレーザーさん、ゾフィー上田さんも絶賛していたSF小説です。
『5A73』詠坂雄二
刑事たちは、事件の手掛かりを探り、「暃」の解読にも腐心する。しかし、その最中に5人目の死者が……。事件はどこまで広がるのか。そもそも、この文字は一体何なんだ? 物語を疑い続ける異端の新たな傑作。
。(Amazonより抜粋)
JISコードにしか存在しない文字をめぐるミステリーとは、着眼点からして面白そうです。
詠坂雄二先生は、カモシダせぶんさんが昔から大好きな作家さんなんだそうです。
『ゼロからトースターを作ってみた結果』トーマス・トウェイツ
トースターをまったくのゼロから、つまり原材料から作ることは可能なのか? ふと思い立った著者が鉱山で手に入れた鉄鉱石と銅から鉄と銅線を作り、じゃがいものでんぷんからプラスチックを作るべく七転八倒。集めた部品を組み立ててみて初めて実感できたこととは。われわれを取り巻く消費社会をユルく考察した抱腹絶倒のドキュメンタリー!
『ゼロからトースターを作ってみた』改題。(Amazonより抜粋)
『芥川龍之介全集5』
『菓の辞典』長井史枝
十字軍が遠征したり、王族の子女が他国にお嫁に行ったりすると、それにともない、お菓子も移動し発展していたのです。
お菓子一つひとつが持つストーリーを、古代から現代へと並べて掲載。
ページをめくるたびに現代へと近づき、まるで「お菓子」で時代を旅する気分になります。「お菓子MAP」やお菓子にまつわる「人物index」、レシピやペアリングのページも。(Amazonより抜粋)
『闇祓』(やみはら) 辻村深月先生
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。
しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。
ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。一気読みエンタテインメント!(Amazonより抜粋)
『東大に名探偵はいない』
収録作品
●『泣きたくなるほどみじめな推理』 市川憂人
1995年、憧れの従姉を失った私は、彼女の痕跡を探すため東大の文芸サークルに入った。
●『泣アスアサ五ジ ジシンアル』 伊与原 新
地震研に突然届いた1枚のはがき。虹で地震を予知したという「ムクヒラの電報」との関連は。
●『泣東大生のウンコを見たいか?』 新川帆立
●『泣いちおう東大です』 結城真一郎
●『泣テミスの逡巡』浅野皓生 (東大生ミステリ小説コンテスト大賞受賞作)(Amazonより一部抜粋)
伊与原 新先生の『プチ・プロフェスール』(現在は『リケジョ!』に改題)が大好きなので、これもおもしろそうです。
『ももたろう』ガタロー☆マン
ギャグマンガ界の鬼才中の鬼才!
マンガ家デビュー30周年を迎えた漫☆画太郎が、「ガタロー☆マン」として本気で描く、子ども向け笑本(えほん)シリーズ刊行。
子どもも大人も、一緒に笑って楽しめるまったくあたらしい昔話。
第1弾は「ももたろう」。(Amazonより抜粋)
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まとめ・個人的に気になった本
・『教育』遠野遥
・『ケチる貴方』石田夏穂
・『その昔、N市では』マリー・ルイーゼ・カシュニッツ
・『闇祓』(やみはら)辻村深月
今年中に1冊でも読めたらいいな。
関連情報
読書芸人2015:アメトーーク! DVD35
読書芸人2016:アメトーーク! DVD41
読書芸人2017:アメトーーク! DVD42
読書芸人2021:いまのところなし
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