やっと行ってきました。
「バスキア展 MADE IN JAPAN」!
日本初の大規模展。
ポスターの髑髏の作品は、ZOZOの前沢社長がバスキア作品史上最高額の123億円で落札して話題になりましたね。
平日でも結構混んでいました。
普通の絵画展と比べて、バスキアの絵とマッチするおしゃれな人も多かったです。
作品自体がストリート・アートみたいでとってもファッショナブル。
今週末11/17(日)までで終了です。
『バスキア展』レビュー
バスキアってどんな人?
●1960年、ニューヨークのブルックリンで生まれる
●父はハイチ人で、母はプエルトリコ出身
●7歳の時に母親からもらった解剖学の本がのちのバスキアの芸術観に大きな影響
●17歳で家を出てストリートでグラフィティ作品を制作したり、バンド活動をしたり
●"ポップアートの帝王"アンディ・ウォーホルと親交を深めた
●白人至上主義の現代アート界で「黒人アーティスト」というレッテルを嫌った
●ウォーホルが急死したことで孤独感を深め、精神状態も不安定になり結果的に27歳で命を落とすことに
●活動期間10年で3,000点を超えるドローイングと1,000点以上の絵画作品を残す
●近年でもアートやファッション、カルチャーに多大な影響を及ぼしている
●バブル時代の日本に度々来日して個展やグループ展を開催していた
●ひらがなや「YEN」の文字が描かれた作品など日本とのつながりも
ジャン=ミシェル・バスキア《自画像》1985年
展示会の構成
大きな部屋に作品が並べられていて、
好きな順番で観ていく→次の部屋に移る というように鑑賞していきます。
自分の好きな順番で見ていけるので、うまいこと人が抜けた作品から見ていくと
人が多くてもそこまで不快感は少ないですかね。
今回うれしかったのは、全員に音声ガイドが配られたこと。
無題の作品が多いのでありがたかったです。
作品には説明などが全くなかったので、情報量としては少ない。
もっといろいろ知りたい欲が高まりました。
『バスキア展』の作品たち
写真撮影OKな作品が多数ありまして、私もたくさん撮ってきました。
ジャン=ミシェル・バスキア《Fooey》1982年
バスキアのシンボルは「王冠」です。
アメリカのTV番組で見た男の子のファンキーな髪形が大のお気に入りだったとか。
先ほどの《自画像》でも王冠のような髪形をしていますよね。
ジャン=ミシェル・バスキア《Napoleon》1982年
「YEN」(円)という文字があります。
バスキアは80年代、何度も日本に訪れています。
ジャン=ミシェル・バスキア《Onion Gum》1983年
"オニオンガムであなたのお口もオニオン風味"
80年代は日本はバブル真っ盛り。日本製品がアメリカにも流れ込み、日本の経済力のすさまじさを痛感していたといいます。
ジャン=ミシェル・バスキア《 Made in Japan Ⅱ》1983年
上の絵は浮世絵のようですし、下には五重塔のようなイラストが見受けられます。
ジャン=ミシェル・バスキア《 Carbon/Oxygen 》1984年
展覧会ではこういった作品のほか、大量のドローイングも観ることができます。
ノートに書かれた絵や言葉、下のような大きなものまで。
ジャン=ミシェル・バスキア 無題(ドローイング) 1986年
80年代から現在まで、科学やITが発達して世界全体が劇的に変化しました。
彼がまだ生きていたらどんな作品が生まれていただろうと思ってしまいます。
バスキアの次の作品をまだまだ観たくなりました。
今回の展覧会、すべり込みで行けてよかったです。
本記事の作品の画像は展覧会にて撮影:mumu
『バスキア展』グッズ
省スペースながらグッズは充実していました。種類も豊富。
終了間際なので、公式HPと比べると売り切れているものも多数。
たぶん、ステッカー、スカーフ、PCケース、コースター、ハンカチはもうないかもです。
でもでも、折り畳み傘とか、ノートとか、ポーチとかトートとかめっちゃ可愛かったです。
バスキア展でスマホケースを買ってしまいました。3,000円。衝撃には弱そうかな。でもグッズでiPhoneX対応なの珍しくて嬉しくなっちゃって。デザインも好き。かわいいしモノクロなの良い✨✨#バスキア展 pic.twitter.com/1ook9arQBp
— mumuji (@mumuject_cosme) November 14, 2019
バスキアの作品ってグッズにしやすそう。どれもとってもおしゃれです。
展覧会情報まとめ
●展覧会名 |
バスキア展 メイド・イン・ジャパン Jean-Michel Basquiat : Made in Japan |
●会期 | 2019年9月21日(土) – 11月17日(日) |
●開館時間 | 10:00 ~ 20:00 ※入場は閉館の30分前 |
●会場 | 森アーツセンターギャラリー |
●音声ガイド |
吉岡里帆さん ※全員配布 |
●混雑状況 |
平日の11時前に行きましたがかなり混雑。 チケットを買うのに15分並び、会場入口で15分並びました。 |
●所要時間 |
混雑具合によるけど1時間半くらい |
●グッズ |
省スペースながら種類は充実(売り切れあり) |
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