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次回更新予定 11/24(日)10:00
健康・からだ

アラサーにして「伝染性単核球症」になりました

伝染性単核球症-症状
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こんにちは。

アラサーにして「伝染性単核球症」に感染しました。

 

この病名をネットで検索すると、

 

「キス病」

 

などというふざけた別名が出てきます。

 

唾液などで感染。
キスくらい濃厚な接触をすることで・・・だのうんぬんかんぬん。

本来は10代など若い世代になるような病だと医者に言われました。

 

ため息が出てしまいます。

 

以下に、アラサーにして伝染性単核球症になった全容をまとめました。
長いので必要なところだけ見てください。

 

この記録はあくまでも私に起こった一例なので、何かあれば素早く病院に行ってください。

 

 

 

アラサーにして「伝染性単核球症」になった体験談まとめ

伝染性単核球症ってなに

伝染性単核球症は唾液を介して伝染します.キス,眼鏡や食器の共有,咳で拡散した粒
子などで感染する可能性があります.通常,EB(エプスタイン・バー)ウイルスが原因で
す.ほとんどの場合,ティーンエイジャーや若年成人が罹患します.
同様の症状を引き起こす病気には,他のウイルスによる咽頭炎,連鎖球菌,サイトメガ
ロウイルス感染が挙げられます.
ほとんどの患者は喉の痛み,発熱,頭痛があり,疲れや疲労感を認めます.また,頸部,耳
の後ろ,さらには頭の後ろのリンパ節が腫れます. (参考サイトより引用)

 

ヘルペスウィルスの仲間らしいです。

いろんな症状が出てくるし、治るのに時間がかかるし、特定の薬はなく、対症療法しかない。

そんな感染症だそうです。

 

自覚|「首のしこり」と下がらない微熱

はじめは首筋の異変からでした。

 

職場での午前中。
肩がこっていたので首すじ(左横)をももうとしたら、なんか触ると痛い。

ちょっと腫れてるかも?

肩こりか腫れか、判断がつきにくいくらいでした。

 

それが午後には明らかに腫れてきて、さらに熱を持ってきました。
夕方になるころにはその部分がぼこっとでてきて、しこりになりました。

 

帰宅すると体温が37.4℃。

風邪かなと思いつつも、これまで風邪でしこりができたことがなかったのですぐに近所の診療所へ。

 

「風邪」と診断されました。

 

のどの炎症を抑える薬や、痰を切る薬、解熱剤を処方されました。

のどに風邪の症状の自覚はなかったですけどね。

 

数日後|首のしこりが増殖してぼっこぼこに

伝染性単核球症-発熱

 

それから数日薬を飲みましたが、午前はいいけど午後からまた微熱が続き、薬が全く効きませんでした。

 

そして何より首のしこりが増殖

4個くらいになっていました。

 

しかも、しこりが痛くて、横を向いて寝ると次の日の朝から熱、みたいな状態。
触っても腕を上げても痛かったです。

 

これは風邪じゃないのでは・・・と一抹の不安がよぎり、職場のデスクで暇さえあれば

 

「首 しこり 微熱」

 

で鬼検索してました。

 

自覚してから1週間が経過。

 

一週間後|首のしこりと微熱が続き、総合病院へ

さすがに不安になってきたので、仕事終わりにもう一度 診療所に行きました。
首のしこりが増えて痛いことと、熱が下がらないことを伝えました。

 

触診してもらうと
「首のしこりは痛い方が安心なんだ」とのことで、解熱剤だけ追加されました。
(たぶん、硬くて痛みがないと腫瘍の疑いが高くなる…という意味だと解釈しました)

 

この解熱剤を飲んでも、微熱が続きました。

 

 

ただ、首のしこりが痛いのと微熱以外は基本的にいつもと変りないんですよね。
「食欲はあるし、謎の体重減少もないし、寝汗もない」。
だから、仕事にも行くし外出もしていました。

 

首から上だけがだるい、そんな感じです。

 

解熱剤を飲んでも微熱が1週間続いたので、これは良くないぞと総合病院に行きました。

 

完治まで1か月以上|「伝染性単核球症」と診断

伝染性単核球症-薬

 

総合病院では内科に案内されました。

 

2回の血液検査と私の年齢、症状などから総合的に判断して、
「伝染性単核球症」と診断されました。

 

血液検査1回目

一般的なもので、肝臓の数値が悪くなっており炎症を確認。

血液検査2回目

「伝染性単核球症」の主な原因であるウィスルの感染はみられなかった。

好中球が少なくリンパ球が多いのが気になる。

 

私の場合は「EBウィルス」や「サイトメガロウィスル」などの主要なウィルスの感染ではなく、その他100種類以上あるウィスルのどれかではないか、とのこと。

 

2回目の検査の段階で熱は引いてきており、

血液検査でも炎症は治ってきていることが確認できました。

 

お医者さんによると

「ウィスル特定はしないけど、治ってきているからこれで大丈夫。ただ、好中球の数値が少なくてリンパ球が多いから、また完治してはいない。また何かあれば病院来てね。」

 

だそうです。

 

最初の日から熱がなくなるまで3週間くらいかかりました。
完治まではプラス1~2週間くらいはかかるそうです。

 

「伝染性単核球症」に感染したら

無理しない

伝染性単核球症-休息

 

治るのに時間がかかり、薬がないので、無理しないことが重要だと思いますね。

私は軽い方でしたが、ひどい場合には脾臓が腫れて入院する方もいるそうです。

 

ずっとベッドで寝ていても治るわけじゃないので、解熱剤を片手に仕事にも行きます。

 

でも、休みを挟むとかちゃんと睡眠をとるとか。

普段以上に意識した方がいいと思います。

 

治すため、治すため・・・。

 

ネット情報に振り回されない

しこりができるとビビりますよね。

 

いろんな大病の名前が頭にうかぶし、少しでも症状が悪化すると不安になります。
それでひたすらネット検索し続けてしまって、また不安になるとか。

 

 

わたしも、総合病院で1回目の血液検査のあと、
次週の来院までのあいだで、頭痛がひどくなり熱も合わさって薬を飲まないと辛いレベルで、大丈夫かなと怖かったです。

 

でも、ネット検索してもいいことはありませんでした。

ネガティブな情報を拾い上げてしまうので精神的に病むだけでした。

 

「伝染性単核球症」に関するサイト2選

とはいえ、新たな症状が出てくると検索したくなってしまうのはしかたないです。

 

ですから情報源は限定して、いろいろなものに手を出さない。

これが精神安定のコツかなと思います。

 

私が参考にしていたサイトを2つだけあげておきます。

私は途中からこの2つ以外は見ないようにしました。

 

①とにかく簡潔に書かれている資料

http://himeji.jrc.or.jp/category/diagnosis/naika/kanzo/pdf/20170907_2.pdf

 

②情報源に信頼性がある/症状の範囲がわかりやすい

日本感染症学会のページです。
「頭痛もここに書かれた範囲内だから大丈夫だ」と思ったりしていました。

伝染性単核球症(infectious mononucleosis)症状からアプローチするインバウンド感染症への対応 - 感染症クイック・リファレンス|日本感染症学会

 

ネット検索よりお医者さんの話を聞く方が結果的には楽になれる

普段の風邪とちがうなあ、とか自分でなんとなくわかりますよね。

 

不安になったら検索するより病院でお医者さんの話を聞いた方が、最終的にはいろいろな心配から解放されるのかなと思います。

なかなか勇気がいることは確かですが…。

 

私も病院はものすっごく苦手だしなるべくお世話になりたくないタイプですが、今回は正体不明だった時よりも診断名が告げられた後の方が、結果的には心が軽くなったと思います。

 

そして、もう20代も終わるので、健康的な生活を送ろうと決意を固めましたわ。

 

伝染性単核球症-病院

 

それにしても、リンパ節にしこりがボコボコできてて微熱がずっと下がらなかったからまじでビビりました。

それが「キス病」だと?

 

大きな病気じゃなくてありがとう!!

 

 

番外編|私の「伝染性単核球症」症状、30日間のメモ

長いので、適当にみてください。

療養中不安だったので、何かあったときのためにメモしておいたものです。

 

2019年12月某日
自覚/診療所へ
●午前:肩こりで首元を触ったときに首のしこりに気づく
●昼:明らかに微熱がある気がする(首から熱い)
●夕方:帰宅後、体温計測37.2℃。しこりが気になったので近くの診療所に
●聴診器、触診、問診で、のど内に腫れがみられ風邪と診断
●食欲があるのか聞かれた(食欲はある)
●のどの炎症・痰切・解熱剤5日分を処方(薬剤師さんによると配合量少なめらしい)
●風邪の自覚はなかった
2日目 ●熱は午前中で36.4℃
●風邪と診断されたので安心し、そんな頻繁に熱を測らなかった
●首のしこりは相変わらず
3日目 ●朝 36℃台|夕 37.2℃
●前日しこりの方を下にして寝てしまったら首が悪化した感覚
●しこりが3つくらいに増えていて痛みが増す

4日目
再度、診療所へ

●朝 36℃台|夕 37.1℃
●薬が効いてない、しこり増加で再度診療所へ
●リンパの痛みを訴え触診
●「ここは痛みがある方が安心なんだけどね」と言われる
●解熱剤を追加
5日目 ●朝 36.5℃|夜 37.2℃
●しこりは3つ痛みあり
6日目 ●朝 36.9℃|昼 37.1℃|夜 37.2℃
●ついに朝からずっと微熱。
●首はしこり以外の部分、右側も腫れてる感じあり
●しこりのせいか肩こりが悪化し湿布貼る
7日目
総合病院へ

●朝 37.0℃|夜 37.1℃
●総合病院受診|血液検査の後、内科へとおされる
●診察内容は以下
・誰と住んでいるか/彼氏はいるか/最近、性交やキスはしたか
・お腹の痛みはあるか
・聴診器を前から背中から
・のどの中をみる(少々のただれ)
・首筋の触診(左右ともリンパ腫れてる)
・ベットに寝ておなかを押したりたたいたりして痛みがないか確認される(どこも痛くなく、臓器の腫れも観られなかった)
●私の年齢や血液検査の数値、症状などからおそらく「伝染性単核球症」だといわれる
●もう一度血液検査でEBウィルスの値を調べるので来週また再診する
●肝臓に影響があるウィルスだが腫れなどもなく、ただ血液検査で脂肪肝だと指摘される
(これはたぶん私の肥満が原因。ただ春の健康診断の時よりも体重さほど変わらないのにALPが倍くらいの数値になってた)
●この病気は対処療法しかないからゆっくりしててください
●仕事行くのに熱は嫌だというと解熱鎮痛剤だけ出された(仕事行くのは止められなかった。診療所の薬が効かなかったのは配合量が少なかったから)
●診療所の解熱鎮痛剤と同じ成分で分量が多いもの(頓服:辛いときには飲んでいいよ)
●熱もだが頭痛の方が気になってきた、下痢気味
●ずっと食欲はあるが、食事で左右上部の腹部がキリキリするかんじあり

8日目 ●朝 36.9℃|昼 37.1℃|夜 37.0℃
●のどに違和感(風邪に似ている)
●しこり押すと痛みあり、相変わらず腫れている、たぶん増えてる
●のどの痛みや熱よりも頭痛が辛いので解熱鎮痛剤を飲む
●頭が重い、冷えピタや冷たい枕が気持ちいいし、楽
●11時起床、2時間くらい起きたらまた夕方まで寝る
●食欲はあるが、消化のいいものが食べたいなーっていう感じ
9日目

●朝 36.℃2|昼 36.9℃|夕 37.6℃|夜 36.5℃
●昼まで寝て寝汗を少しだけかいたけど、午前はすごいすっきり
●少し腹部上部右がきりきりする
●首のしこりはぼこぼこ時々ずきずき、右も熱をもってる
●昼まで頭痛くなる気配がない
●夕方から頭の後ろの方が痛くなってきた
●夕方から首の腫れが辛くなってきた
●夕方から首から上が辛い
●夕方から夜少し横になって回復
●夕方のみ辛かったけど夜また楽になった
●背中の凝りがいやだ

10日目

●朝 36.6℃|昼 36.7℃|夕 37.1℃|夜 36.6℃
●少し頭が重い感じはある
●首の周りはだるい、しこりは少し痛い

11日目 ●朝36.6℃|昼36.8℃|夕 37.2℃|夜 36.7℃
●寝起きお腹上部の張り
●寝起き肝臓部分少し痛い(マラソンでわき腹痛いときと似ている)が、起き上がったら少し楽になってる(横に向いて長時間寝てたから?)
12日目 ●朝36.6℃|昼36.8℃|夕 36.6℃|夜 36.3℃
●首のしこりは残るも、押して少々痛む程度
●初めて一日中36℃台
13日目 ●朝36.3℃|昼36.8℃|夕 37.0℃|夜 36.8℃
●基本的に体調良し
14日目
再度、総合病院へ
●朝 36.9℃|夜 36.8℃
●総合病院で再診|血液検査の後、内科へ
●診察内容は以下
・血液検査の結果、前回の肝臓の数値は改善されている
・EBウィスルやサイトメガロウィルスには感染していなかったが、伝染性単核球症に関連するウィスルは100種類以上ある
・炎症が改善されているのでこれで診察は終わり
・好中球が少なくリンパ球が多い結果だけが気になるからまだ完治ではない
・完治まではあと1~2週間はかかる
・「どんな症状になったら病院にまた来た方がいい等はあるか」と聞いたら「具合が悪いとか気になることがあれば来てね」とのこと
●以上で病院通い終了
15日目 ●夜 36.4℃
●特に不自由を感じない体調
20日目 ●15日目からは熱も測らなくなったが、何不自由ない体調
●ちょっと疲れやすい程度
●首のしこりは圧痛もほとんどなく、小さくなってきておりいずれ治りそう
30日目(追記) ●体調は完全回復
●首のしこりはほとんどなくなったが数個はまだ残っている
●首のしこりは圧痛ほぼ無し

以上、記録終了

 

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