東京都美術館開館100周年記念
「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」に行ってきました。

100%スウェーデン!
スウェーデン国立美術館から"スウェーデン画家の作品だけ"が並ぶ、スウェーデンづくしの展覧会です。
- 2020年の「ハマスホイとデンマーク絵画」@東京都美術館
- 2024年の「北欧の神秘」@SOMPO美術館
これまで観てきた北欧絵画はどれも素晴らしかったので、本展もずっと楽しみにしていました。
より一層、北欧芸術の深みにハマってしまった私です。
| この記事は美術展で個人的に好きだった展示作品の画像と共に、会場解説・音声ガイド・図録なども参考にしながら"勉強日記"のような感覚で感想を書いたものです。 ネタバレを避けてグッズなどの展覧会情報だけを知りたい方は「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき 情報」までジャンプしてください。 |
「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」 感想
新しい表現を求めて
―スウェーデン絵画の夜明け
本展では主にスウェーデン絵画の黄金期である1880年代~1915年頃の作品が集められています。
黄金期を彩るのはスウェーデン独自の"スウェーデンらしさ"を表現した作品たちです。
1870年代後半、アカデミーの時代遅れな教育方針や風景画の地位が低いことに不満を持ったスウェーデンの若い芸術家たちは、芸術の中心地 フランス・パリへ渡りました。
パリで新しい表現や価値観に触れていくなかで、彼らが魅了されたのは 自然主義やレアリスムにみられる人間や自然をありのままに描こうとする考え方でした。
ニルス・ブロメール《草原の妖精たち》1850年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
ニルス・ブロメール《草原の妖精たち》は本展のいちばん最初に飾られていた作品です。
手を取って輪を描く妖精たちが人間の女の子に近い容姿なのがインパクトがありました。
前に観た アウグスト・マルムストゥルム《踊る妖精たち》とよく似ています。
この絵を描いたニルス・ブロメールは19世紀半ばと比較的早くからスウェーデン独自の表現を目指した画家の一人だそうです。
ヒューゴ・ビリエル《モンマルトルの小道》1881年(年記) 油彩,板 スウェーデン国立美術館蔵
ヒューゴ・ビリエル《モンマルトルの小道》はパリに渡った画家の作品としてぴったりな主題だなと思いました。
この絵は画家のアトリエ近くの裏路地を描いたもので、灰色のトーンで光を表現する手法はバルビゾン派に影響を受けたものとのこと。
人通りが少ない静かで寂しげな雰囲気が何とも素敵だなと思います。
ローバット・テーゲシュトゥルム《間奏曲》1883年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
ローバット・テーゲシュトゥルム《間奏曲》もとても良かったです。
登場人物の描写もさることながら、壁に掛けられた絵やイーゼル、青いソファとドレス、花瓶や団扇など、部屋の小物たちに注目するのもまた楽しい作品でした。
作者のローバット・テーゲシュトゥルムは1880年代をパリで過ごし、アカデミー・ジュリアンなどの有名なアトリエを渡り歩いて修行、のちに肖像画家として活躍したそうです。
自身で作詞作曲をするほど音楽に精通した画家でもありました。
グレ=シュル=ロワンの芸術家村
フランスに渡ったスウェーデン画家たちは、自然主義やレアリスム、とりわけバルビゾン派に惹かれていきました。
彼らは戸外制作を重視するとともに、バルビゾン村で活動していた画家たちに倣ってフランスのいくつかの地域に北欧芸術家たちのコロニー(共同体)を形成。
なかでもスウェーデン画家たちが拠点としたのがこの絵の舞台、パリから南東におよそ70kmのところにある小さな農村《グレ=シュル=ロワン》です。
カール・ノードシュトゥルム《グレ=シュル=ロワン》1885-86年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
夏の間、スウェーデン画家たちは都会の喧騒から離れた穏やかな田舎風景が臨めるこの地を拠点に、農村風景や村人たちの日々の営みなどを題材にした作品を描きました。
そのどれもがふとした瞬間に切り取ったような、生き生きした作品ばかりでした。
オスカル・ビュルク《グレ=シュル=ロワンの店》1884年 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
オスカル・ビュルク《グレ=シュル=ロワンの店》では、店の扉から穏やかな光が差し込んでいます。
明暗がはっきり分かれていて、左と右で人物の顔の描き込み具合に明確な違いがみられるのが印象的でした。
この絵を描いたオスカル・ビュルクはスウェーデン王立美術アカデミーで学んだ後、フランス以外にも諸外国を周り、帰国後は主に肖像画家として活躍。
晩年は母校、王立美術アカデミーの教授となったそうです。
ヨーハン=フレードリック・クルテーン《リンチューピングの庭》1887-88年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
ヨーハン=フレードリック・クルテーン《リンチューピングの庭》もとても綺麗な作品でした。
手前の草花よりも、奥にある人物や木々のほうが細かなタッチになっています。
遠近法では遠くをぼかして近くを描きこむのが一般的ですが、この絵の場合は中央の人物にフォーカスを当てているのかもしれません。
絵画よりも写真に近い感覚で鑑賞しました。
それにしても、スウェーデン画家たちは当時のパリ芸術界を賑わせていた"印象派"には影響されなかったのかなと疑問に思いませんか。
実際、印象派に魅了された画家もいるにはいたものの、全体としては限定的だったそうです。
その背景にはわりと世知辛い事情があったようで…
- スウェーデン画家たちは「公的なサロン」を重視したから
- 同郷仲間でつるむことが多くフランス人芸術家たちの輪に入り難かったから
- 印象派のサロンが招待生だったから
海外留学ってそういう現実的な問題にぶち当たりますよね。
カール・ノードシュトゥルム《画家の婚約者》1885年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
そんな環境のなかでも、印象派に深く魅了されたスウェーデン画家のひとりが カール・ノードシュトゥルムです。
スウェーデン王立美術アカデミーで学んだのちパリを訪れたノードシュトゥルムは、第7回印象派展で物の陰に青や紫色を用いる表現に衝撃を受けました。
グレ=シュル=ロワンでは自らが吸収してきた表現を実践しながら、自然風景や婚約者の姿を繰り返し描いています。
《画家の婚約者》のモデルとなった、のちに妻となるテックラとは、芸術家同士このグレ=シュル=ロワンで出会い、本作を描いた翌年に結婚したそうです。
左手に光る指輪にきゅんときますよね。
グレ=シュル=ロワンでの経験は画家にとって、芸術家としてだけでなく、人生においても大切な時間だったのですね。
スウェーデンらしい日常
1880年代の終わり頃になると、フランスで活躍していたスウェーデンの画家たちは母国に帰っていきました。
経済的な事情や郷愁の念もあったようですが、その最大の理由は「フランスでの経験を経て"スウェーデンらしい"新たな芸術を生み出したい」という願いが芽生えたことにあったそうです。
フランスで自然主義やレアリスムの手法と感性を学んだ画家たちは、自分たちの家族や友人といった身近な存在に目を向け、スウェーデンらしい飾らない日常を暖かく描きました。
ファンニ・ブラーテ《陽光》1898年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
ファンニ・ブラーテ《陽光》はまどろみのなかの穏やかな空気感がとても気に入りました。
白を基調としたシンプルな部屋の真ん中に置かれた真っ赤なソファ。
寝転がっている女の子は日差しに映しだされた自分の手の陰を見つめていて、とても可愛いらしいです。
この絵の作者、ファンニ・ブラーテは王立美術アカデミーで学んだのちパリに留学しました。
はじめは外光派の画家として、やがては主題を家庭的な室内情景へと移していった画家だそうです。
アンデシュ・ソーン《網物をするダーラナの少女コール=マルギット》1901年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
アンデシュ・ソーン《網物をするダーラナの少女コール=マルギット》も、日常の一瞬を切り取ったような作品です。
モデルはソーン夫妻と親しかったマルギットという女性で、編み物をしながら歌を口ずさんでいるシーンが描かれています。
この絵を描いたアンデシュ・ソーンはパリから戻ると、スウェーデンのなかでも歴史や伝統に深く根差した土地 ダーラナ地方で暮らしました。
ダーラナの舞踏や音楽、衣装に関心を持ち、近隣住民をモデルとして日々の暮らしを描き留めた画家だそうです。
カール・ヴィルヘルムソン《画家の妹》1899年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
白と黄色のストライプのワンピースが目を惹くこの作品は、カール・ヴィルヘルムソン《画家の妹》です。
スカートの黄色、ヒマワリの黄色、窓の外の黄色、テーブルクロスの黄色と画面に点在するたくさんの黄色がアクセントになった、とてもデザイン性のある作品だと思いました。
作者のカール・ヴィルヘルムソンはフランス留学中も定期的にスウェーデンに帰国して故郷の風景画や人々の生活を描いており、都市風景よりも自然と共に慎ましく生きる人々に関心を寄せていたのだそうです。
ラーション家の憧れの暮らし
スウェーデンらしい日常の"理想形"を形作ったのは、カール・ラーションが描く作品たちです。
ラーション家の暮らしを描き留めた水彩画集『ある住まい』が刊行されると、スウェーデンにおける理想的な新しい家族の形として人気を集めるようになりました。
カール・ラ―ション《キッチン(『ある住まい』より)》1894-99年 水彩,紙 スウェーデン国立美術館蔵
カール・ラーション《キッチン(『ある住まい』より)》では、ラーション家の長女と四女がバターづくりをしているシーンが描かれています。
この絵の魅力は、女の子たちの微笑ましいやり取りももちろんですが、室内の装飾や小物の数々、洋服のデザイン、壁の色など全体的に"素敵な暮らし感"があるからだと思います。
カール・ラ―ション《カードゲームの支度》1901年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
《カードゲームの支度》なんて、暖かい家族団欒なイメージそのもの!
こんな家に住んだら、私は毎日クッキーを焼くかもしれません。
ラーション家では自分たちの生活スタイルに合うように夫婦で家の改装を重ねながら暮らしていました。
妻カーリンもまた元は画家であり、家具、テキスタイルのデザイン、刺繍なども手掛けていたそうで、彼女のこだわりが家中に詰まっていたことがうかがえます。
また、ラーション家ではすべての部屋の扉が開放され、子供たちは家中どこにでも自由に出入りできました。
大人と子どもたちを明確に区別していた当時としては、とても珍しいことだったそうです。
この自由で穏やかで愛情に満ちた家の雰囲気が、カール・ラーションの作品をより魅力的に魅せていたのかもしれません。
アウグスト・ストリンドバリの内面世界
フランスから帰国したスウェーデン画家たちのなかには、目の前の物事を描写するよりも感情や気分といった内面世界を表現することに関心を寄せる者もいました。
その中の一人が アウグスト・ストリンドバリ。
私はこの人の作品を観るために本展に赴いたといっても過言ではありません。
押し画家の一人です。
アウグスト・ストリンドバリ《ワンダーランド》1894年(年記) 油彩,厚紙 スウェーデン国立美術館蔵
アウグスト・ストリンドバリは劇作家であり大学で美学や現代語を学んだひとなのですが、学生仲間や同世代の画家と交わる中で絵画に興味を持ちました。
戯曲の創作不振や家庭不和など精神が弱った時に絵画制作にのめり込んだそうで、こちらの《ワンダーランド》もまた、うまくいかない結婚生活の最中に描かれた作品だったようです。
本作の主題は「鬱蒼とした森」、より高次の解釈としては「ワンダーランド、光と闇の戦い」。
写真では全然魅力が伝えられないのが悔しいのですが、実物はもっと鮮やかでもっと美しくて、絵の中に吸い込まれるんじゃないかと思うような魅力があるんです。
ぜひ本物を観てみて欲しいです。
スウェーデンの大自然を叙情的に描く
スウェーデン画家たちがフランスで学んだのはあくまでもフランスを描くための表現技法であり、まったく異なる気候や光を持つスウェーデンの風景を描くのにはまた別のアプローチが必要でした。
画家たちは「スウェーデンをどう描くべきか」を模索し、スウェーデン独自の厳しくも壮大な自然風景と向き合い、そこに新しいスウェーデンの風景表現が生まれていきました。
とりわけ大事にされたのは、風景を通して感情や雰囲気を伝えることだったそうです。
カール・ヴィルヘルムソン《ゴースウー小岩島》制作年不詳 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
カール・ヴィルヘルムソン《ゴースウー小岩島》は、鮮やかな青い海と所々に使わたピンク色の絵具の対比がとても美しいと思った作品です。
作者のカール・ヴィルヘルムソンの故郷は漁業と海運業を生業にする地域でしたが、画家が8歳の時に船長を務めていた父親を海で亡くした経験があったそうです。
そんな画家の背景を知ったうえでこの作品を観ると、美しいだけではない、厳しく容赦のない自然の力を語られているようにも思えます。
ニルス・クルーゲル《夜の訪れ》1904年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
沈んでいく太陽とともに、周囲はだんだんと闇に近づいていく。
北欧の夏特有の、長時間続く薄明り。
スウェーデンの自然風景を叙情的に照らし出したような表現は「ナショナル・ロマン主義」と呼ばれました。
ニルス・クルーゲル《夜の訪れ》はそんなナショナル・ロマン主義を体現する代表作の一つです。
黄昏時の空模様がアンニュイで、異世界に入り込んだような幻想的な作品です。
ニルス・クルーゲルはフランス滞在中も馬を題材に作品を描いていましたが、帰国後は労働する姿ではなく放牧された穏やかな姿を描くようになったそうです。
本展にはほかにもいくつかクルーゲルの作品が展示されていますが、どれもとても詩的な美しさがある作品ばかりでした。
オット・ヘッセルボム《夏の夜(習作)》1900年頃 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
オット・ヘッセルボム《夏の夜(習作)》は、空の光を反射した水面がとても美しい作品でした。
批評家はヘッセルボムの作品を「北欧の自然に寄せるスウェーデン人の愛国心の象徴」と評したそうです。
政治的な背景や社会の工業化の反動などもありナショナリズムが高まっていた時代。
こうした叙情的で美しい故郷の風景画を観たスウェーデンの人たちは、心が癒されただろうなあと思います。
「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」
―やっぱり私は日常絵や室内画が好きだと再認識するとともに、北欧絵画もかなり琴線に触れるジャンルだなと確信できた大満足の展覧会でした。
行ってよかったです。
お気に入りの2作品
村人たちの噂話
アーンシュト・ヨーセフソン《村人たちの噂話》が印象的でした。
解説によると、手前にいる年老いた3人の農夫が立ち話をしている、そこにバケツを持った若い農夫が出くわし一瞬の沈黙が包まれる―ということらしいです。
アーンシュト・ヨーセフソン《村人たちの噂話》1886年(年記) 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
中央の背を向けた黒い女性も"年老いた"農夫なのでしょうか、若く見えますが…。
どちらにしても想像が膨らみます。
バケツを持った女性と農夫たちの視線が交差する描写は物語のワンシーンを覗いているようでした。
コーヒー・タイム
そしてもう1作品。
エルサ・バックルンド=セルスィング《コーヒー・タイム》が可愛すぎました。
エルサ・バックルンド=セルスィングはスウェーデン人の両親のもとロシアで生まれた画家で、サンクトペテルブルクとパリで絵画を学び、肖像画や子どもたちをモチーフに室内画を描いた画家だそうです。
カール・ラーションとはまた少し違ったタッチで、日常の輝きを捉えています。
エルサ・バックルンド=セルスィング《コーヒー・タイム》1916年頃 油彩,カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
描かれているのは画家の自宅です。
中央の女の子はお姉ちゃんかな。
青や黄色の壁紙、掛かっている2つの絵画、ストライプの椅子、花模様の絨毯、青が映えるコーヒーカップたち。
一つ一つに思い出が詰まっていそうなインテリアもまた、子どもたちがお家で愛情を受けてすくすく育っていることをうかがわせます。
後ろ姿や横顔がメインなのに子供たちのワクワク感がしっかり伝わってくる、なんとも愛おしく暖かい作品でした。
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「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」情報
グッズ

スウェーデン絵画展で購入したグッズがこちらです。
特設ショップと常設ショップどちらも立ち寄りました。
特設ショップはかなり豊富なラインナップで見ているだけで楽しかったです。
特設ショップのほう展示会場の「中」にありますのでお財布を持って鑑賞してください。
図録

まずは図録。
ハードカバーに使われているのはスウェーデンらしい雪景色の作品、グスタヴ・フィエースタード《冬の月明かり》で、表紙、背表紙の銀箔押しのテキストが作品にぴったりです。

図録は約A4サイズで 3,300円(税込) でした。
ポストカード

ポストカードもこんなに買ってしまいました。
種類が豊富で選びきれないくらいで、どれもこれもが可愛いかったので抗いようがありません。
ポストカードは1枚 165円(税込) でした。
ポストカード(常設ショップ)

常設ショップにもカール・ラーションのポストカードがたくさん揃っていました。
これらは展示作品ではありませんが、幸せそうな情景ばかりで思わず買ってしまいました。
常設ショップのポストカードは1枚 198円(税込) でした。
PETブックマーカー

PETブックマーカーも買ってきました。
クリアな透ける素材のブックマーカーでいくつか種類があるなか、私はカール・ノードシュトゥルムの《テューン島のホーガ盆地》を選びました。

開けた青空と大きなピンク色の雲が美しい作品です。
PETブックマーカーは 550円(税込) でした。
アートペーパーフレーム
最後はアートペーパーフレーム。
この手のグッズは初めて買いました。

黒色の部分が紙製のフレームで、壁に掛けたり自立できるような切り込みが入っています。
表面に透明フィルムが入っていて自由に作品を入れ替えることも可能。
作品部分のサイズは通常のポストカードよりもすこし大きめなので、もし入れ替えるなら台紙は自作した方がいいと思います。

中の作品はぺらっとした紙ですが印刷は綺麗でした。
ミニチュアカンヴァスのほうが好きだけど、これはこれでラフに使える点がいいのかもしれません。
紙製のため汚れが心配なので、私はもともと入っていた透明袋に入れたまま飾ることにしました。
アートペーパーフレームは 972円(税込) でした。
混雑状況
1月下旬、平日の昼に行きました。
混み過ぎているわけでもなく比較的ゆったりと鑑賞できました。
チケット
チケットは 一般 2,300円 (税込) です。
平日限定ペアチケット、音声ガイド付きチケットなどいろいろな種類がありました。
私はオンラインで前売チケットを買いました。
所要時間
所要時間は1時間半~2時間程度です。
私はすべての解説にざっと目を通しながら、音声ガイドを聴きつつ各フロア2周くらいして2時間かかりました。
ロッカー
東京都美術館ではロッカーを利用できます。
ロッカーは無料の鍵式で 100円玉が必要です。
音声ガイド

ナビゲーターは歌手のJUJUさん、ナレーションは声優の日野聡さんでした。
私は終わった後も聴けるのでアプリ版を購入しました。
● 会場レンタル版 … 650円(現金のみ)
● アプリ配信版 …… 700円
撮影スポット
本展では全6章のうち、第4章以降のほとんどの作品が撮影可となっています。
また、展示会場を出た所には、カール・ラーション《カードゲームの支度》の撮影スポットがあります。

巡回
スウェーデン絵画展は 東京→ 山口 → 愛知 と巡回予定です。
なお、作品リストのうち東京展では展示されない作品が4作品あります。
●山口県立美術館
2026年4月28日(火) ― 6月21日(日)予定
● 愛知県美術館
2026年7月9日(木) ― 10月4日(日)予定
展覧会情報まとめ
お出かけ前に美術館公式サイトをご確認ください。
以下はすべて東京展の情報です。
| 展覧会名 | |
| ● 東京会場 |
2026年1月27日(火)―4月12日(日) |
| 開室時間 |
9:30―17:30 |
| 休館日 |
月曜日、2月24日(火) |
| 混雑状況 | 平日の昼頃・普通 |
| 所要時間 | 1時間半~2時間程度 |
| チケット | 一般 2,300円 |
| ロッカー | 無料/100円玉必要 |
| 音声ガイド | あり |
| 撮影 スポット |
あり 一部の展示作品も撮影可 |
| グッズ |
展示会場の「中」にある特設ショップにて |
| 巡回 |
●山口県立美術館 ● 愛知県美術館 |
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関連情報
●「印象派―室内をめぐる物語」
お隣、国立西洋美術館で2026年2月15日(日) まで開催中。
こちらも画家たちのパーソナルな日常絵画がたくさん観られます。
室内画や家族を描いた絵画が好きなら、この展覧会も楽しめると思います。

●「北欧の神秘」(2024年)
2024年に行ったこの展覧会では、今回のスウェーデン絵画展で観た作品もありました。
アウグスト・ストリンドバリやエウシェン・ヤンソン、エウシェン王子の作品などとても好きになった作品ばかりだったので、今回また鑑賞できてとても幸せでした。

●「ハマスホイとデンマーク絵画展」(2020年)
同じ北欧絵画から、2020年にやったハマスホイの展覧会も思い出深い。
ありふれた日常を描いていたり、あたたかな室内画を描いたり、北欧絵画には共通点が多いのですね。

● 「素描コレクション展 ―ルネサンスからバロックまで」(2025年)
そういえば、去年やった素描コレクション展はスウェーデン国立美術館から来た作品でした。
こちらは北欧地域の作品ではなかったですが、素描ばかりを集めた渋くも熱い展覧会でした。

▼ 2020年から現在まで、観に行った美術展の感想はこちらにまとめています

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
美術展や読書記録の X もやっているので、よければ遊びに来ていただけると嬉しいです。
おまけ
アウグスト・ストリンドバリが好きになった方は、国立西洋美術館の常設展に行ってみてください。
《インフェルノ(地獄)》という作品が展示中です。
アウグスト・ストリンドバリ《インフェルノ(地獄)》1901 油彩,厚紙 国立西洋美術館
スウェーデン絵画展で観た《ワンダーランド》と似ているのに、タイトルは"地獄"と対象的な名前が付けられています。
見比べてみるのも楽しいですよ。
※展示情報は2026年2月1日調べ/写真は2024年7月に撮ったものです。

( ・ω・ )/ bye bye♪
