巻き爪に悩んでいたものの、
病院に行くほどではないな…。
自分でケアしたいな…。
と思った私が、
市販の矯正ワイヤー『巻き爪ブロック』を使い始めて約1年。
使い心地の感想と、
巻き爪ブロックを選ぶうえでのポイントまとめました。
同じような悩みを抱えている方の参考になればうれしいです。
私の巻き爪の状況
巻き爪のタイプ
巻き爪には代表的な2つのタイプ*があります。
簡単にまとめますと以下のとおりです。
爪の両脇の角が指の肉に深く食い込んだ状態。
食い込んだ部分に強い痛みが生まれて炎症を起こすなどする。
爪が全体的に内側に巻いた爪で、前方から見るとアルファベットの「U」や「C」の字。
さらに曲がり方が強まると「の」の字や円形に近く変形する状態。
外観の変化だけで痛みがない方もいる。
*参考サイト「Dr.ネイル 爪革命」
私の巻き爪の状況(痛みや程度)
この2つの分類でいくと、
私の爪は「陥入爪」の状態でした。
両足の親指で、特に左足の痛みが強かったです。
私の巻き爪の状態はこんな感じです。
●コンディションが悪い日は炎症を起こす。
何も触れていないときは痛みはないが、患部をどこかに軽くぶつけたり刺激が加わるとめちゃくちゃ痛い。ひどいときには出血したり、そこから化膿してしまうこともある。
●自然治癒で治り、全く痛くないときもあり。炎症と治癒をくり返している。
●左足:外反母趾ということもあり右足よりもひどい。
●右足:少しだけ痛くなることも。
●足がむくんだり血の巡りが悪いときに調子が悪くなる気がしてる。
●両足ともヒールをはくと数時間でしんどいので、とてもじゃないがかかとの高い靴で出かける気にはならない。
自力でケアできたらいいな
いい加減痛いのも面倒だし、病院に行った方がいいのかなと、いろいろ調べてみたのですが自宅近くには良さげな病院もなく。
専門サイトに出てくる巻き爪の状況ほど見た目が酷いわけでもなかったので、「どうにか自分で自宅でケアできないかな」と思うようになりました。
どんな巻き爪改善グッズが欲しいか
調べてみると巻き爪ケアといってもいろいろな種類があることがわかりました。
●足指のお肉にテーピングして食い込みをやわらげて痛みを軽減するタイプ
●ワイヤーを爪に取り付けて巻き爪を矯正していくタイプ
●ゲルや針金入りの専用テープを爪の表面に貼りつけて巻き爪を矯正していくタイプ
私の理想としては、
●生活に支障がでないものにしたかった
●「高いものを買って結局合わなかった」は嫌だった
こんな矯正ワイヤーは嫌だ、と思ったのは
●簡単な運動すらもできない
●靴下や布団に引っかかる
●器具(テープ)が外れやすい、靴の中で外れる
●高コスト
●粗悪品で巻き爪の状況が余計に悪化する
●器具を取り付けたことで炎症が起こる
このように思いながら、
「巻き爪 セルフケア 市販」で検索しておりました。
自宅で巻き爪をケアするため、市販の矯正ワイヤー『巻き爪ブロック』を買ってみた(感想)
いろいろ調べて、口コミなどもチェックして最終的に選んだのがこちら。
『巻き爪ブロック』です。
ワイヤーで矯正するタイプのアイテムで、巻き爪が辛かった左足に使い始めて11カ月。
自然と生活になじんでおり、現在も愛用中ですので詳しい感想を書いていきたいと思います。
個人的に思う『巻き爪ブロック』を使うかどうかのポイント
●装着による日常生活への支障について
●自分の爪に合う「硬さ」「長さ」のワイヤーがあるか
●矯正において段階を踏んでいけるか
●コスパ
●デザイン
ひとつひとつ掘り下げていきます。
装着によるトラブルについて
巻き爪ブロック(矯正ワイヤー形式)で一番気になるのが、痛みですよね。
爪と皮膚の間にワイヤーをつけるわけですから、装着することで余分なトラブルがあったら嫌なものです。
いまのところ、私には装着によるトラブルは起こっていません。
個人的に気を付けていることは2点です。
「足先に力を一点集中させるような動作をしない」
「つま先立ちのような動作は控える」
もともと巻き爪のひとがやるような動作ではありませんが、できるだけ足先に負担のないように気を付けています。
装着による日常生活への支障について
巻き爪ブロックのワイヤーは細めです。
生活するうえで「矯正器具が足に付いてるな」という感覚は私自身はあまり感じません。
巻き爪の程度によるとは思いますが、私の場合、スニーカーや足先のとがったレザーシューズは問題なく履いています。ハイヒールのミュールだと人によっては痛いかもしれません。
ワイヤーを固定するテープがあるのですが、とても薄くて粘着力が高くなっています。
きちんと自分の爪の大きさに合うようにカットすれば、入浴時に剥がれたり、ワイヤーが靴下や布団に引っかかることもほぼありません。
むしろ自分から剥がしにいかないと剥がれないくらい強力です。
日常生活で何が変わったのかあえて言うなら、「矯正ワイヤーのメンテナンス」がやることリストに加わるくらいです。
この点は後述しています。
自分の爪に合う「硬さ」「長さ」のワイヤーがあるか
『巻き爪ブロック』は5サイズ、4タイプから選べます。
・SS(14~16mm)
・S(16~19.5mm)
・MS(18.5~22mm)
・M(19.5~23mm)
・L(23~26.5mm)
・ノーマル(ピンクゴールド)
・ハード(シルバー)
・スーパーハード(ゴールド)
・ウルトラハード(ピンクゴールド)
私ははじめ どれが自分に合うのかもわからなかったため、このような「フルセット」を買いました。
この「フルセット」では、
ワイヤーのサイズが「S・M・L」の3タイプ。
ワイヤーの硬さはすべて「ノーマル」タイプ。
測定シール・取り付け具・固定用テープ5回分が入っています。
自分の爪に合ったワイヤーが見つかりやすく、そんぶん矯正器具によるトラブルも少なくなると思います。
矯正において段階を踏んでいけるか
歯の矯正でも、一度に強制するのではなく段階を踏んで徐々に矯正していきますよね。
巻き爪ブロックでも同じように自分のペースで矯正ができます。
ワイヤーの硬さを途中で切り替えて爪の矯正力を段階的に調整
→使い始めてしばらく…「ノーマル」の「S」
→5カ月後くらいから…「ハード」の「S」
はじめからハードにするよりノーマルからハードへと段階を踏めたので何のトラブルもなく済んだのかなと思います。
2タイプ使ったことで、
私の爪だと「ハード」タイプが爪が割れずにワイヤーを装着できるギリギリのラインだということがわかりました。
自分の爪がどの硬さのワイヤーまで耐えられるのかを判断できることも重要になってきます。
コスパ
ワイヤー単品 1,000円強。
固定用テープ10枚入り 700円強。
一回買ったらしばらく使えますのでかなりコスパはいいと思います。
デザイン
巻き爪のケアに直接関係はないのですが、ワイヤーが繊細で細いので見た目がとても良いです。
固定用のテープも半透明なので目立ちにくいと思います。
『巻き爪ブロック』を買う前に知っておきたかったこと
●自分に合う「サイズ・硬さ・位置」を見つける大切さ
●フットネイルがテープで隠れる
●矯正ワイヤーをメンテナンスする手間
こちらも掘り下げていきます。
装着には多少の慣れが必要
ワイヤーを爪の両端にひっかけるのには多少の慣れが必要です。
ワイヤーはバネになっているので、びよーんと飛んで行ってしまうので注意。
私も一回ぶっ飛んで行ったワイヤーを探し回ったことがあります。
『巻き爪ブロック』取り付け具
取り付け具は「必要」です。
素手ではうまくワイヤーを引っ張れませんし、それこそあらぬ方向に飛んでいって失くしてしまうリスクが高くなるかと思います。
『巻き爪ブロック』取扱説明書
公式のやり方では取付具だけで爪の両端にワイヤーをひっかけているのですが、私の場合は爪の食い込み具合からしてそれが難しく器具と手をフル活用してひっかけています。
自分に合う「サイズ・硬さ・位置」を見つける大切さ
これがいちばん「矯正ワイヤー装着によるトラブル」になるかならないかを左右するところで、使ってみて改めてその大事さを痛感します。
私の巻き爪の場合、
ワイヤーの位置があまり爪先過ぎると爪が割れやすく、深すぎるとワイヤーと足指のお肉が密着しすぎて痛くなりやすいです。
また、いきなり「ハード」タイプを使ってしまった右足はすぐ痛くなってしまい、一度使用を停止してノーマルタイプを買いなおしました。
左足がハードタイプで大丈夫だったので横着した結果です。
やはり私はワイヤーの硬さを「ノーマルからハードに段階的に移行」していくのが一番合っていたようです。
このように自分にしっくりくる「サイズ・硬さ・位置を」見つけるまでは何回かお試し期間が必要かと思います。
フットネイルがテープで隠れる
これは仕方のないことですが
引っかからないようにワイヤーの上から専用のテープを止めるのでフットネイルが隠れてしまいます。
フットネイル好きの方はご承知おきください。
テープは半透明なのでネイルの色が透けますから、遠目から見ればそこまで影響はないので私はあまり気にしていません。
矯正ワイヤーをメンテナンスする手間
爪を切るときに邪魔ですから、その際にはテープを外す必要が出てきます。
テープは非常に強力なのがメリットですが、そのぶんシールのベタつきも残りやすいので、私は爪切りのタイミングで矯正ワイヤーも外し、爪とワイヤーを清潔にしてからまた装着しなおしています。
だいたい2週間に1回この手間がかかります。
大したことではないし、慣れればすぐです。
巻き爪が痛いよりははるかにマシですが、疲れているときは面倒だなと思うこともあります。
『巻き爪ブロック』 勝手にQ&A
取り付けるコツは?
はじめのころは、
視力が低いのと、お腹のお肉がじゃまで取り付けるのにちょっとだけ苦戦しました(悲)。
いまではスチャッと簡単に取り付けができます。
見えやすいように奥から手前に取り付けるとやりやすいです。
サッカーで例えると、
アウトサイド側からインサイド側に着けていくということです。
テープカットのコツは?
角から剥がれるので角を無くすように切ると調子が良いです。
私はこのように上部の角は少し落として切っています。
こうしておくとテープのもちが違います。
巻き爪の方は爪を「スクエア型」に切っている方が多いかと思いますので、このテープカットがおすすめです。
フルセットから試すべきか
フルセットの良い点は
「いろいろなワイヤーのサイズが試せる」ところと、別売りの「テープ・取付具・測定シールが付属している」ところです。
「測定シール」と「取り付け具」
私は結果的には
はじめての時にフルセットで試してみてよかったと思っています。
ワイヤーのサイズは手持ちのメジャーでも測定できますが、実際にワイヤーを使ってみないと本当に合うサイズかどうかはわかりません。
装着器具はあった方がいいと思います。
手ではうまくいかない可能性が高いです。
長期的に使っていくなら、テープは別売りのものを追加購入することになりますが、『巻き爪ブロック』が万が一自分に合わなかった場合はセットに着いている5回分のテープだけで十分です。
単品よりは高くなりますが、
コスパも良く、矯正ワイヤーがフィットしなかった時のトラブルのことを考えると「フルセット」を試してもそこまでデメリットにはならないかなと思います。
「フルセット」と「お試しセット」の違い
フルセットのほかに、
『巻き爪ブロック』を初めて買う方専用で「お試しセット」というものがあります。
▼価格は楽天を参照しています。
●サイズ「S・M・L」の3つ入り
●硬さ「ノーマル」または「ハード」
●測定シール×1/取り付け具×1
●テープ5枚つづり×1
●ノーマル3,680円(税込)
●ハード4,180円(税込)
●サイズ「S・MS・M」の3つ入り
●硬さ「ハード」
●測定シール×1/取り付け具×1
●テープ5枚つづり×1
●1,980円(税込)
私はもともと爪が柔らかく割れやすいことがわかっていたのでノーマルタイプが入った「フルセット」を選びました。
爪が丈夫で「M」サイズ以下なら
お値段が抑えられた「お試しセット」でもよさそうです。
ワイヤーの硬さはどれから始めるべきか
普段から爪が割れやすい方なら
「ノーマル」から始めたほうが安心だと思っています。
私のように爪が普段から割れやすい方は、爪がワイヤーの力に耐えられるのかを見極めたいところです。
耐えられなければワイヤーをひっかけている部分から爪が割れてきてよくないので、まずは「ノーマル」からスタートして自分の爪の強度とワイヤーの愛称を探る方がいいです。
その意味でも、「ノーマル」の「フルセット」は有効かなとは思います。
おまけ|巻き爪と一緒にケアしていきたい"むくみ"
足の血流は爪の生え方に影響するらしいです。
私自身も足のむくみがひどいときに巻き爪の調子も悪くなる気がしており、一緒にメンテナンスしています。
ローラー
このタイプのローラーはむくんでいるときとそうでないときで使用感が全く違うのでおもしろいくらいに足の調子がわかります。
余裕があるときにひざ下をゴリゴリやっています。
はじめは1000円台のお安いのを使っていましたが、肉のはさみ具合に満足できず少しだけグレードを上げて現在は「エミリーストーン」のローラーにしました。
有名な「リファ」よりかはお値段を抑えらて使い心地は上等。
5年くらい使っていますが壊れることなく愛用中です。
竹ふみ
いちばん重宝しているのが竹ふみです。
ただこれに乗って足踏みをするだけのとても地味なアイテムですが、痛気持ち良くて踏み終わると足先がポカポカしてきます。
1分くらい踏むだけなので、これだけは疲れている日も毎日続けられています。
いちばん好きな健康グッズかもしれません。
私が使っているのは「600円くらいの竹ふみ」ですが、十分気持ちがいいです。
*
*
*
足の不調はその日のパフォーマンスにすごく影響するので、調子良くするのに越したことはありませんよね。
私も、巻き爪が少しずつ良くなればいいなと思い続けていくつもりです。
またなにか情報があれば追記していきます。
体全体のコリや血流に関連してはこちら。▼
普段はこんなものを書いています。▼
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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