上野の森美術館の
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」に行ってきました。

久しぶりの激混み展覧会でしたが、頑張って行ってよかったと思っています。
ほんと、激混みでしたが・・・。
| この記事は美術展で個人的に好きになった作品の画像と共に、会場解説・音声ガイド・図録なども参考にしながら、勉強日記のような感覚で感想を書いたものです。 ネタバレを避けてグッズなどの展覧会情報だけを知りたい方は「大ゴッホ展 夜のカフェテラス 情報」までジャンプしてください。 |
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」 感想
個人的に印象に残った作品をいくつかピックアップしながら、感想を残しておきたいと思います。
なお、本展の展示作品は、すべてゴッホの出身地オランダにある「クレラー=ミュラー美術館」のコレクションで構成されています。
ここ数年のゴッホ関連の展覧会で観たことのある作品がいくつもありましたので、それらはできるだけ除いて作品を選びました。
ドービニー《夕暮れ時の川》
シャルル=フランソワ・ドービニー《夕暮れ時の川》1873 油彩,パネル クレラー=ミュラー美術館
シャルル=フランソワ・ドービニーの《夕暮れ時の川》は、自然の息吹が生き生きと感じられる、とても美しい風景画でした。
わずかに残された空の青、夕日が反射したピンク色の雲、景色を映した複雑な色合いの水面などが、薄暗い画面にしっかりと描き込まれていて、空気の温度までもがこちらに伝わってくるようです。
作者のドービニーも属する「バルビゾン派」は、ゴッがもっとも影響を受けた画派のひとつです。
1830年代から1870年代にかけて、フランスのバルビゾン村に集まった画家たちによって形成されたバルビゾン派は、パリ近郊のフォンテーヌブローの森に魅了され、ありのままの自然風景や、農民の生活と労働の様子を主題とした風俗画を描きました。
ゴッホは、バルビゾン派の宗教的精神に惹かれ、やがてはフランス美術、そしてフランス自体にも惹かれていくようになるのでした。
ゴッホ《大工の仕事場と洗濯場》
フィンセント・ファン・ゴッホ《ハーグの景観(パッデムース地区)》1882年3月上旬 鉛筆,黒インクのペン(ところどころで茶色に退色),淡彩,網目紙 クレラー=ミュラー美術館
《ハーグの景観(パッデムース地区)》はゴッホのオランダ時代の作品です。
建物の直線が目立つ俯瞰した構図がゴッホ作品のイメージになく意外で、印象に残りました。
1853年に牧師一家の長男として生まれたゴッホは、叔父3人が画商だったこともあり画廊に勤めますが、やがて解雇。
神学に進もうとするも挫折し、画家になる決意したのは27歳の時でした。
非常に真面目で勉強熱心だったゴッホは、最初の3年間を素描(デッサン)に励み、いろいろな画材の研究もしていました。
遠近法用のフレームを作らせ、描きたい風景の前にフレームを置いて正しい比率を写し取るように描く練習もしていたそうで、本作もまた遠近法の習作のひとつなのかもしれません。
ゴッホ《モンマルトルの丘》
フィンセント・ファン・ゴッホ《モンマルトルの丘》1886年4月‒ 5月 油彩,カンヴァス クレラー=ミュラー美術館
1886年2月、パリで画商として活躍していた弟テオの勧めもありパリへやっきたゴッホは、芸術の都で出会った新しい表現を目の当たりにし、たった2年の間に色調だけでなく筆触までも大きく発展させました。
本作の舞台となっている「モンマルトル」は、パリ北部に位置する小高い丘。
キャバレーやダンスホール、飲み屋が並ぶ賑やかな歓楽街に魅せられた芸術家たちがこぞって移り住んだ場所です。
労働者の近くに身を置きたい、かつ新しい芸術にも触れていたいと考えていたゴッホにとってもまた、モンマルトルはそのどちらの願いも叶えてくれる理想的な場所でした。
本作《モンマルトルの丘》では、空にみられるモザイクのような正方形のタッチが特徴的ですが、これは絵の具の層に穴が開き下地が見えてしまったためにゴッホ自身があとから加筆した筆跡なのだそうです。
モンマルトルの主題はゴッホに限らずたくさんの芸術家たちが描いていますが、町並み自体がとても可愛らしいので個人的に大好きなモチーフです。
ピサロ《虹、ポントワーズ》
カミーユ・ピサロ《虹、ポントワーズ》1887 油彩,カンヴァス クレラー=ミュラー美術館
《虹、ポントワーズ》は、空にふんわり架かった虹に見惚れてしまうとても美しい作品でした。
虹に使われているピンクや黄色が、周りの空にも使われていて、あたたかく平和な雰囲気を感じさせます。
パリへやってきたゴッホは、画廊として活躍していた弟テオのサポートもあり、ロートレックやベルナールら同時代の画家たちと交流したり、印象派の作品を直接鑑賞する機会も得ました。
なかでも、本作の作者であるカミーユ・ピサロは、ゴッホの作品をいち早く高く評価した人物のひとり。
ふたりとも田園風景と田舎暮らしを愛し、パリ時代には、鮮やかな色彩でより自由な画風を取り入れるよう、ピサロからゴッホへ勧めていたというエピソードもあるそうです。
マクシミリアン・リュスの点描画
マクシミリアン・リュス《パリ一帯、モンマルトルからの眺め》1887頃 油彩,カンヴァス クレラー=ミュラー美術館
マクシミリアン・リュス(1858-1941)の作品《パリ一帯、モンマルトルからの眺め》と《モンマルトル郊外、シャンピオーネ通り》は、2つともものすーーーっごく綺麗な作品でした!!
リュスはゴッホと同世代のフランスの画家。
ピサロやシニャック、スーラなど多くの「新印象派」の画家たちと交流し、シニャックを継いでアンデパンダン展の会長にまでなった人です。
マクシミリアン・リュス《モンマルトル郊外、シャンピオーネ通り》1887 油彩,カンヴァス クレラー=ミュラー美術館
それにしても、点描画ってほんと不思議ですよね。
絵の具をパレットで混ぜ合わせてから描くのではなく、単色の点をカンヴァスに直接置いていき、視覚上で色が混ざってみえる「視覚混合」の原理が用いられています。
例えば、青い点と黄色い点を隣り合わせにたくさん描き、すこし離れた場所から観ると緑色に見えてくるという理屈(●●⇒●)で、ブラウン管テレビも同じ原理を利用しているらしいです。
物理的に色が混ざっていないからこそ鮮やかで明るい作品が多いのですが、リュスの作品もまた華やかで可愛らしいものが多いです。
ゴッホ《夜のカフェテラス》
フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のカフェテラス(フォルム広場)》1888.9.16頃 油彩,カンヴァス クレラー=ミュラー美術館
本展での一番のお気に入りはもちろんこちら!
フィンセント・ファン・ゴッホ 《夜のカフェテラス(フォルム広場)》です。
本作の舞台は「色彩豊かで陽光にあふれた南仏」、アルル。
1888年2月、大都会パリの喧騒から抜け出したゴッホが、このアルルの地で芸術家のユートピアを作りたくて黄色い家を借りたエピソードはあまりにも有名な話です。
ゴッホはアルルで精力的に制作を行い、15か月足らずで約200点の油彩と100点以上の素描・水彩を残しています。
鮮やかな色彩とうねりを帯びた厚塗りのタッチで描かれるゴッホ独自のスタイルは、この憧れの地で花開きました。
よく思うのだが、夜は昼間よりもずっと色彩豊かでこの上なく鮮やかな紫、青、緑の色調を見せてくれる。
…星の中にはレモン色のものもあり、バラ色、緑色、忘れな草の青色の輝きもある。
鮮やかなコバルトブルーの夜に、ガス灯に照らされた黄色い明かり、強く輝く星々。
本作は星空への憧れを抱いたゴッホが描いた、ゴッホらしさが存分に感じられる作品でした。
これがまさか日本に来てくれるなんて。
人が多すぎて鑑賞時間は20秒くらいだったけれど、それでも実物を間近に見ることができて、幸せな時間でした。
頑張って観に行ってよかったです。
✦
✦
✦
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」情報
グッズ

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」のグッズはラインナップ豊富!
混雑を想定してかなりの在庫数を確保していると見え、私が行ったときは売り切れの表示は無かったように思います。
ミッフィーのぬいぐるみやロルバーンのノートなど、即完売しているイメージが強いグッズもたっぷり並んでいました。
お値段は強気な価格設定のものが見受けられ、特に食べ物系は高くて諦めました。
ミュージアムショップは展示会場の外にあり、私が行ったときは20~40分待ちの列ができていました。
私は25分並んで入れました。
ショップのみの利用はできず、展覧会鑑賞後にしか入れない(入口でチケットの確認がある)ので、お時間にもご注意ください。
鑑賞終了時間によってはショップに入る時間が残されていない可能性があります。
ポストカード

ポストカードをたくさん買ってきました。
いろいろな種類があって、印象に残った作品が必ず一つは見つかるはずです。
ポストカードは 1枚 200円(税込)でした。
メタルブックマーカー

メタルブックマーカーも買ってきました。
もちろん《夜のカフェテラス》のデザインにしました。

ほかにも絵柄が2種類くらいありました。
メタルブックマーカーは 1,540円(税込)でした。
ブックマーク(ロルバーン用)

ロルバーンのノート用のブックマークも買ってきました。
《アルルの跳ね橋》のデザインで、来年予定されている第Ⅱ期「大ゴッホ展 アルルの跳ね橋展」のメインビジュアルになっている有名な作品です。

手持ちのリングノートにも使えるかなと思ったのですが、穴の幅が広すぎて完全にロルバーン仕様ですね。
やっぱりロルバーンのノートも買ってくるべきだったかなあ。
ブックマークは 935円(税込)でした。
ミニフレーム《夜のカフェテラス》

ミニフレームも買ってきました。
もちろん《夜のカフェテラス》を選びましたが、他にも種類がありました。

印刷も綺麗かつ額縁のデザインを本物と似せてくれているところもまた良かったです。
壁掛け、立て掛け、どちらにも対応可能です。

ミニフレームは 3,960円(税込)でした。
これよりもうすこし大きなサイズのミニフレームもありました。
カフェテラスのガス灯 ピアス

グッズ情報が出た時から絶対に欲しかったピアス。
《夜のカフェテラス》のガス灯がモチーフになっています。

お値段はまさかの 8,800円(税込)です。
知ってて買ったけど、やっぱり高い~~!
でも、可愛い~~~~~!!!

ピアスにこんなにお金をかけたのは初めてです。
失くさないようにしなくては。
フェリシモが作っているグッズで、イヤリングもありました。
混雑状況
6月中旬の平日13:30-14:00入場の時間指定チケットで行きました。
めちゃくちゃ混んでいます。
上野の森美術館の規模と比べて人が多過ぎるので、人が少なくなるタイミングがない感じでした。
「夜のカフェテラスさえ観られれば、あとは何でもOK!」くらいの心積もりで参戦した方が気が楽だと思います。
入場
13時半~14時の間に入場する時間指定チケットを買ったところ、時間通りに入場できました。
20分前に到着するとすでに外に待機列ができていて、13時半より少し前から進み始め、おおよそ時間通りに会場に入りました。
並ぶ場所は完全に外(屋根なし)のため、雨風、猛暑の日だとかなり疲れると思います。
会場内
会場の中はものすごく混んでいて、場所によっては満員電車並みでした。
音声ガイドが付いている作品の周りは特に混みます。
普通、美術館では各々が観たい作品の周りに集まって観ればよいだけで、決して一列に並んで順番に観るルールはありません。
しかし、ここまで混雑しているとまるで電車ごっこをしているかのように自然と列になってしまうのが日本人の常。
とくに順路どおりに鑑賞しようとすると列に入らざるを得なくなりますが、根本的に美術展で列をつくるルールはないため並んでいれば必ず順番が周ってくる保証もないうえ、とにかく時間がかかりすぎるので、少しでも空いている作品からランダムに観ていった方が良いです。
見たことがある作品は時間をかけず、ある程度は割り切って鑑賞しました。
押してきたり、無理やり体をねじ込むなど、マナーが悪い方がいなかったのがせめてもの救いでした。
トイレ
女子トイレは並びます。
並びたくないのであれば、上野公園内のほかの施設で済ませることをおすすめします。
私は次の展覧会のチラシを貰いたくて国立西洋美術館に寄ったので、そこでトイレをお借りしました。
ミュージアムショップ
私は入場まで25分くらい並びました。
並んでいる最中、列の最後尾は40分待ちの看板が出ていました。
入場時と同じく並ぶ場所は完全に外(屋根なし)のため、雨風、猛暑の日は疲れてしまうと思います。
写真撮影可の作品
撮影できる作品は《夜のカフェテラス》と《バラとシャクヤク》の2作品のみ。
《バラとシャクヤク》は 7月から撮影できなくなるのでご注意ください。
《夜のカフェテラス》の鑑賞・撮影
《夜のカフェテラス》の鑑賞・撮影は2パターンあります。
<正面から鑑賞、撮影したい場合>
待機列に並ぶ必要があります。
私は平日の昼過ぎに行って、30分並びました。
《夜のカフェテラス》は最終第5章の展示作品なのですが、第3章の入口から列ができています。
やっと自分の番になっても、後ろで人が待っているためゆっくり観ているわけにもいかず、一人が使える時間はせいぜい10~20秒ぐらいになるかなと思います。

<斜めからの鑑賞、撮影でもいい場合>
並ぶことなく撮影、鑑賞が可能ではありますが、この角度になりますので、これでは観に行った意味が全くないと思います。
かなり斜めなうえ、近寄れませんし、斜めからでも混んでいます。

《バラとシャクヤク》の鑑賞・撮影
《バラとシャクヤク》は列に並ぶことなく撮影できるのですが、かなり混んでいます。
《夜のカフェテラス》と同じ部屋に展示されていて、部屋の7割が《夜のカフェテラス》の待機列で埋め尽くされているため、そもそもの鑑賞スペースが狭いのが原因だと思われます。
撮影したい人が列になっているようでそうでもなくて、並んでいれば100%正面に立てるわけでもありませんでした。
押し合いせず、でも虎視眈々と隙を狙って作品の正面に立たなければなりません。
周りにたくさんの人が待機しているので、一人が作品の正面に立てる時間は10~20秒くらいだと思います。

なお、《バラとシャクヤク》が撮影できるのは 6月30日(火)まで。
7月1日(水)以降は撮影できませんのでご注意ください。
所要時間
会場到着からグッズを買い終えるまでで、合計2時間45分くらいかかりました。
内訳としては、
- 入場時間まで待機列に並ぶ:20分
早めに行って時間通りに入ることが出来ましたが、時間ピッタリに到着していたらもう少し入場時間が遅くなった可能性はあります。
- 入場から鑑賞終了まで:1時間40分
音声ガイドを聴きつつ解説をおおざっぱに読み、観たことのある作品は短めにして、《夜のカフェテラス》を正面から撮影する列に30分並んでいます。
人の多さゆえに、じっくり見た作品は少なめです。
- 鑑賞終了後からグッズ購入終了まで:45分
ミュージアムショップに入るために25分並び、買い物に20分くらいかかっています
チケット
平日(月~金)/土日祝 で値段が異なります。
- 一般 平日 2,800円 (税込)
- 一般 土日祝 3,000円 (税込)
チケットは種類がいくつかあるのですが絶対に日時指定予約チケットにした方がいいです。
私は平日のお昼過ぎに行きましたが、その時点で当日券はすでに完売していました。
日時指定なしチケットは整理券が配られますが、すぐに入れるわけでもなかったようです。
7月以降は完全日時指定予約制になるそうです。
ロッカー
上野の森美術館ではロッカーを利用できます。
ロッカーは無料の鍵式で 100円玉が必要です。
混雑はすごかったのですが、ロッカーには余裕があるようでした。
音声ガイド
音声ガイドは会場レンタル版で 700円(税込)。
支払いは現金のみとなっています。
- ナビゲーター : 綾瀬はるかさん
- ナレーター : 登坂 純一さん
- イメージソング: キタニタツヤさん「肺魚」
混雑のため、ゆったり聴きながら鑑賞するというのはなかなか難しいです。
ただ、話し声なども多いので(これだけ混んでいれば仕方ない)、音声ガイドがある方が話し声が気になりにくいし、待ち時間に退屈しないので、買ってよかったかなと思います。
巡回情報
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」は神戸⇒福島 を経て、東京展が最後になります。
第Ⅱ期 情報
大ゴッホ展は第Ⅰ期と第Ⅱ期があり、本展は期Ⅰ期にあたります。
第Ⅱ期は来年2027年開催予定です。
- 第Ⅰ期「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」
神戸市立博物館:2025.9.20(土) – 翌2.1(日) 【終了】
福島県立美術館:2026.2.21(土) – 5.17(日) 【終了】
上野の森美術館:2026.5.29(金) – 8.12(水)
- 第Ⅱ期「大ゴッホ展 アルルの跳ね橋」
神戸市立博物館:2027.2.6(土) – 5.30(日)
福島県立美術館:2027.6.19(土) – 9.26(日)
上野の森美術館:2027.10.9(土) – 翌1.30(日)
展覧会情報まとめ
お出かけ前に美術館公式サイトをご確認ください。
下記はすべて東京展の様子です。
展覧会名
大ゴッホ展 夜のカフェテラス
東京会場
上野の森美術館 [東京・上野公園]
会期
2026年5月29日(金) ~ 8月12日(水)
開室時間
[日~木曜日] 9:00~17:30
[金・土・祝日] 9:00~19:00
※入館は閉館の30分前まで
休室日
会期中無休
混雑状況
激混み
※6月中旬・平日昼間の様子
所要時間
2時間~
チケット
一般 平日 2,800円 (税込)
一般 土日祝 3,000円 (税込)
※日時指定予約を強く推奨
音声ガイド
会場レンタル版 700円(税込)
※支払いは現金のみ
ロッカー
無料/100円玉必要
グッズ
豊富なラインナップで在庫も多そうだった
ミッフィーのぬいぐるみ、ロルバーンあり
※ショップのみの利用は不可
※鑑賞後の入場のみ、入り口でチケット確認あり
※ショップ入場まで並ぶ必要あり
写真撮影
《夜のカフェテラス》
※正面から撮影するための列に30分並んだ
《バラとシャクヤク》
※正面から撮影するのにもかなり混雑
※撮影は6月30日まで
第Ⅱ期情報
✦
✦
✦
美術展情報
開催中(2026.6.21現在)
●ウジェーヌ・ブーダン展 ― 瞬間の美学、光の探求
SOMPO美術館で2026年6月21日(日) まで開催中。
その後、2027年3月22日(日) まで長野 ⇒ 山梨 ⇒ 群馬 ⇒ 京都を巡回予定。
モネに戸外制作を教えた"空の王者"ブーダンの大回顧展です。
海の絵はもちろんさすがでしたが、ブーダンの海以外の作品が見られて新鮮でした。

●カール・ヴァルザー展
東京ステーションギャラリーで 2026年6月21日(日) まで開催中。
その後、9月27日(日) まで大阪中之島美術館へ巡回予定。
スイスで再評価が進んでいる画家カール・ヴァルザーの日本初の大回顧展です。
可愛らしさと奇妙さがマッチした独特の作風が魅力的でした。

●アンドリュー・ワイエス展
東京都美術館で2026年7月5日(日) まで開催中。
その後、12月6日(日)まで愛知⇒大阪と巡回予定。
父と幼い甥を事故で亡くしたことをきっかけに抱いた「死生観」、すべては移り変わり、決して立ち止まってはくれないという「無常観」。
それらは窓や扉といった「境界」を暗示するモチーフとして表され、作品たちに漂う、切なくも暖かな空気が心に響きました。

過去のゴッホ展まとめ
これまで観てきたゴッホがメインの展覧会は4つ。
本展で展示された作品の中には、観たことのある作品がちらほらありました。
●ロンドン・ナショナル・ギャラリー展(2020)
初めてあの4作目の《ひまわり》を見た時は本当に感動しました。
言葉に言い尽くせない、気持ちがぐわーってなる感覚になったのを覚えています。

●SOMPO美術館開館記念展(2020)
一番有名な4作目の《ひまわり》をセルフコピーした5作目の《ひまわり》。
日本の美術館が所蔵してくれているのは嬉しいですし、2020年は4作目、5作目と連続して展示された奇跡の年だったなと思います。
コロナで大変だったけど、行けてよかったな。

●ゴッホ展 ― 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント(2021)
この時のメインは《夜のプロヴァンスの田舎道》で、《夜のカフェテラス》に負けないくらい素敵でした。
この展覧会は本展と同じくクレラー=ミュラー美術館のゴッホコレクションがメインの展覧会なので、本展と重なる作品が多かったです。

●ゴッホと静物画 ― 伝統から革新へ(2023)
ゴッホは《ひまわり》をはじめ、静物画もとっても有名ですよね。
本展で登場する《バラとシャクヤク》や《野牡丹とばらのある静物》などのいくつかはここでも展示されました。

▼ 2020年から現在まで、観に行った美術展の感想はこちらにまとめています

✦
✦
✦
最後まで読んでいただきありがとうございました。
美術展や読書記録の X もやっているので、よければ遊びに来ていただけると嬉しいです。
ブログ村の投票もぜひ!
